アイナボＨＤが後場一段高、戸建住宅向けなど伸長し第３四半期２ケタ営業増益

　アイナボホールディングス<7539.T>が後場一段高となり、一時、前週末比４５円高の７２５円まで買われている。午後１時３０分ごろに発表した第３四半期累計（１５年１０月～１６年６月）連結決算が、売上高は４５１億６８００万円（前年同期比８．４％増）、営業利益は１３億４９００万円（同１２．８％増）、純利益は１０億１４００万円（同１８．４％増）と２ケタ増益となったことが好感されている。

　戸建住宅向けに自社ブランドタイルの販売が伸長したことに加えて、外壁向けタイルの採用率上昇や、プレカットサイディングの使用率向上で、外壁タイル工事およびサイディング工事が前年実績を大きく上回ったことが牽引役となった。また、昨年１０月に完全子会社化した東京サッシ販売や、販管費の抑制も貢献した。

　なお、１６年９月期通期業績予想は、売上高６１５億円（前期比９．２％増）、営業利益１６億２０００万円（同１．５％増）、純利益１１億５０００万円（同２．６％増）の従来予想を据え置いている。

出所：株式経済新聞（株式会社みんかぶ）