■依然として不安要素は残る展開
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■先週末は、注目された雇用統計の結果、予想を上回り年内利上げ観測が高まったことで、リスク選好の展開となり、円が売られやすい地合いとなりました。
マーケットの印象としては、雇用統計の結果、予想を上回ったにも関わらず、それほどマーケット全体がリスク選好に動いているイメージがやや薄いように感じます。
むしろ年内の追加利上げに対するハードルがまだ高いとのではないかとみています。
その理由は以下の3点です。
1)平均時給前月比ベースでは+0.3%と予想は上回ったものの、足元のインフレを確認できる数値ではないこと
2)先月末の米GDPが不安定であること、時価の発表で改善が見られることが最低条件。
3)不安定な世界経済に配慮した金融政策を考えると、最低でも時間稼ぎの意味合いでも年末までの
据え置きは必要。特に英中銀が量的緩和をスタートさせたことで主要中銀は緩和姿勢。その状況下で米国の金融正常化は難しく、資金流出を考えれば安易な利上げは行いにくい。
■今回の雇用統計で100円割れは回避できたものの、今月2日の下落分を帳消しにできるほどの力強さがみえないのはやはり、不安要素を残した印象をチャートからも受け取れます。
今週は、国内においてはお盆休暇で株式市場は閑散になりやすく、レンジを決めた持ち合い時期に入りやすいとみています。
しかし、週末の米小売売上高や消費者信頼感指数があるので、お盆休暇ではあるがボラティリティーが高まる可能性も否めないとみています。
■本日は、良好な結果の雇用統計や米株高を背景に日本の株式市場が堅調な動きから、戻り優勢とみています。しかし、テクニカルでは依然として売り優勢とみているので、戻り場所を探す一日になるとみています。
以下は戻りポイントです。
・ボリンジャーバンド-1σ(102.29円)
・8月2日高値(102.83円)
・6月16・21日(103.57円)
■先週末は、注目された雇用統計の結果、予想を上回り年内利上げ観測が高まったことで、リスク選好の展開となり、円が売られやすい地合いとなりました。
マーケットの印象としては、雇用統計の結果、予想を上回ったにも関わらず、それほどマーケット全体がリスク選好に動いているイメージがやや薄いように感じます。
むしろ年内の追加利上げに対するハードルがまだ高いとのではないかとみています。
その理由は以下の3点です。
1)平均時給前月比ベースでは+0.3%と予想は上回ったものの、足元のインフレを確認できる数値ではないこと
2)先月末の米GDPが不安定であること、時価の発表で改善が見られることが最低条件。
3)不安定な世界経済に配慮した金融政策を考えると、最低でも時間稼ぎの意味合いでも年末までの
据え置きは必要。特に英中銀が量的緩和をスタートさせたことで主要中銀は緩和姿勢。その状況下で米国の金融正常化は難しく、資金流出を考えれば安易な利上げは行いにくい。
■今回の雇用統計で100円割れは回避できたものの、今月2日の下落分を帳消しにできるほどの力強さがみえないのはやはり、不安要素を残した印象をチャートからも受け取れます。
今週は、国内においてはお盆休暇で株式市場は閑散になりやすく、レンジを決めた持ち合い時期に入りやすいとみています。
しかし、週末の米小売売上高や消費者信頼感指数があるので、お盆休暇ではあるがボラティリティーが高まる可能性も否めないとみています。
■本日は、良好な結果の雇用統計や米株高を背景に日本の株式市場が堅調な動きから、戻り優勢とみています。しかし、テクニカルでは依然として売り優勢とみているので、戻り場所を探す一日になるとみています。
以下は戻りポイントです。
・ボリンジャーバンド-1σ(102.29円)
・8月2日高値(102.83円)
・6月16・21日(103.57円)