週末前後の変化日に向けてリバウンドの展開か【2016/07/11-07/15】

著者:横山利香
投稿:2016/07/09 21:05

底打ちが確認されるまでは引き続き短期売買の徹底を

日経平均株価は7月4日に1万5,805円までリバウンドした後、株価は反転。1万5,106円まで下落しました。前回「しばらくは上げ下げを繰り返し、新しい三角保ち合いの中を推移する可能性が高い。下落トレンドが終了したとは判別できない」と書きましたが、三角保ち合いの中を推移し、下値支持線を割り込む水準まで下落はしましたが、ほぼ三角保ち合いの中で取引を終えた一週間となりました。

ドル円は雇用統計を受けて乱高下しましたが、現在は落ち着きを取り戻し、1米ドル100円台です。

さて、気になるのは今後の動きです。

7月8日に下値支持線を割り込んだ水準で取引を終えました。今週末から来週にかけて変化日を通過する予定です。ドル円が取引時間中よりもドル高で推移していることを考えると、週明けは小高い水準で始まる可能性が高く、株価は下落の過程で空けた窓を目指して、リバウンドに転じる可能性もあります。短期的なレンジの上値は1万5,850円、下値は1万5,000円、それぞれプラスマイナス150円とします。

中長期的な下落トレンドが終了したとは断言できません。ですが、短期的には、株価は下がれば上がり、上がれば下がります。底打ちが確認されるまでは、引き続き短期売買に徹し、吹いたら売りもしくは戻り売りの戦略でよいでしょう。
横山利香
認定テクニカルアナリスト(CFTe)
配信元: 達人の予想