■不安要因が多く、VIX指数(恐怖指数)が一晩で23%強上昇
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■昨日は、先週末の重い流れを引き継ぎ、株価や原油価格の下落を
受け、更にリスク回避の動きが強まりました。しかし、年初来安値を
意識して売り込んだものの、今後イベントを見据えて控えて、一旦
買い戻す動きが高まっています。
■本日も引き続き株価や原油価格を横目に、リスク回避を警戒する
動きから、上値の重い展開を予想しています。
その背景にあるのが、英国のEU離脱懸念や米銃撃テロ事件、そして
中国株が再び下落に転じていることで、相場の空気を重くしています。
■また、VIX指数(恐怖指数)が一晩で23%強上昇したことが
気がかりです。
チャート上ではギャップアップしており、更に上昇機運が高まると
予想しています。それ故に、今以上にリスク回避が強まることも
否めないとみています。
■様々なリスク回避要因があり、年初の負のスパイラル(原油売り→
株売り→リスク回避→円買い)が再燃する可能性があるとみています。
そのキーポイントとなるのが来週23日の英国民投票ですが、他にも
シカゴ先物市場のポジションの推移をみてみると円買いポジションの
再増加、ポンドの売りポジションも増大していて、今となっては
高水準に達している可能性もあります。
■本日のトレード戦略としては、基本ベースは売りと考えています。
以下は下値ポイントとして考えています。
・昨日安値(105.72円)
・年初来安値(105.55円)
※このポイントを抜ければ、104円台も視野に入れる必要が
ありそうです。