悪材料探しに走る相場

著者:田村祐一
投稿:2016/06/09 18:55

好材料でにくく売り優勢か

9日の日経平均株価は、
前日比162円51銭安の16,668円41銭で引けました。

米ドル為替が円高に進行していることや、
4月の機械受注統計の低調な結果を受けて、

日本株市場は売り優勢で推移しました。



現在の株式市場は、

・米国大統領選挙の行方(トランプでもクリントンでも日本にとってマイナス)
・英国がEUを離脱する懸念(他のEU加盟国に波及し、EU崩壊の懸念)
・アベノミクスの失敗による日本経済の後退懸念(主に海外投資家が抱く懸念)
・米国経済の行方(3日の米国雇用統計の結果を受けて)

と悪材料を挙げると枚挙に暇がありません。

また、米ドル為替の円高進行に歯止めがかからないことも重石です。


悪材料が豊富な現状の株式市場では、
リスク回避の動きが広がる可能性が高く、

明日の株式市場は軟調に推移する可能性が高いと判断しました。


よって、10日の日経平均株価は、
「下落して引ける可能性がある」と判断しました。
田村祐一
フェアトレード(株)所属
配信元: 達人の予想