関ペイントが一時8%安、ユーロ円CB発行で希薄化を懸念

配信元:みんかぶ
著者:MINKABU PRESS
投稿:2016/06/02 11:04
 関西ペイント<4613.T>が急落。株価は一時、前日に比べ8%安に売られた。1日の取引終了後、2本立てのユーロ円建転換社債(CB)型新株予約権付社債を発行すると発表した。発行金額は合計1000億円。2019年満期と2022年満期の2本立てで、発行金額はそれぞれ400億円、600億円。転換価格は1日終値を20.01%上回る2663円で決まった。潜在株式による希薄化率は12.64%となる。調達資金は海外市場開拓のための設備投資や自己株取得資金などに充てる。

 同時に1050万株(発行済み株式数の3.94%相当)、200億円を上限とする自社株買いを発表。2日に東京証券取引所の自己株式立会外買付取引(ToSTNeT-3)において901万3000株(約200億円)を買い付けた。CB発行と自社株買いを組み合わせる「リキャップCB」として発行したが、希薄化懸念が優勢でこの日の株価は値を下げている。

出所:株式経済新聞(株式会社みんかぶ)
配信元: みんかぶ

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