株式市場のアノマリーに従えば、「4月売り・8月買い」?
ウォール街の格言であり、また季節的なアノマリー(=理論では説明できないものの、相場においてよく当たる事象や経験則のこと。変則的事実。)で有名なものに、“Sell in May”(=5月売り)があります。
この言葉は相場の世界では非常に有名ですが、二の句や全文については意外と知られていないのも事実。この格言・アノマリーの正確なものとは・・・“Sell in May and go away, don’t come back until St Leger day.”(=5月に売り逃げろ!そしてセント・レジャー・デー[9月第2土曜日の競馬レース開催日]まで戻って来るな!)。
特に(北半球の)株式市場においては、「春先に株価が高くなりやすく、夏場にかけて下落基調になり、そして秋口から冬場にかけては上昇しやすい」とのデータも存在するため、あながち荒唐無稽なものではないことは事実が証明しています。
そこで、NYダウ平均と日経平均の過去20年における騰落率について見てみると(図表参照)、NYダウ平均が年間を通じて一番上昇率の高い月が4月(+2.63%)、日経平均では11月(+2.05%)となっており、また、その逆で年間を通じて一番下落率の高い月は、NYダウ平均・日経平均ともに8月(NYダウ平均:-1.31%、日経平均:-2.47%)という結果に。
結局のところ、過去20年間のデータをもとに先の格言・アノマリーを検証してみると、正確には“Sell in April”、つまり「4月中には売り逃げろ!そして8月の下落時には打診買いをせよ!」という投資スタイルが正解なのかも知れません。
その他では、日米ともに株価は11月・12月とも堅調、そして1月は下げやすいといったところでしょうか。
あくまで日米株式市場における過去のデータとして参考にしていただければ幸いです。
この言葉は相場の世界では非常に有名ですが、二の句や全文については意外と知られていないのも事実。この格言・アノマリーの正確なものとは・・・“Sell in May and go away, don’t come back until St Leger day.”(=5月に売り逃げろ!そしてセント・レジャー・デー[9月第2土曜日の競馬レース開催日]まで戻って来るな!)。
特に(北半球の)株式市場においては、「春先に株価が高くなりやすく、夏場にかけて下落基調になり、そして秋口から冬場にかけては上昇しやすい」とのデータも存在するため、あながち荒唐無稽なものではないことは事実が証明しています。
そこで、NYダウ平均と日経平均の過去20年における騰落率について見てみると(図表参照)、NYダウ平均が年間を通じて一番上昇率の高い月が4月(+2.63%)、日経平均では11月(+2.05%)となっており、また、その逆で年間を通じて一番下落率の高い月は、NYダウ平均・日経平均ともに8月(NYダウ平均:-1.31%、日経平均:-2.47%)という結果に。
結局のところ、過去20年間のデータをもとに先の格言・アノマリーを検証してみると、正確には“Sell in April”、つまり「4月中には売り逃げろ!そして8月の下落時には打診買いをせよ!」という投資スタイルが正解なのかも知れません。
その他では、日米ともに株価は11月・12月とも堅調、そして1月は下げやすいといったところでしょうか。
あくまで日米株式市場における過去のデータとして参考にしていただければ幸いです。