トーセが反落、一部スマホ向け大型ゲームの運営中止など響き１６年８月期業績予想を下方修正

　トーセ<4728.T>が反落。７日の取引終了後、１６年８月期の連結業績見通しについて、売上高を６１億１２００万円から５４億７３００万円（前期比１．９％減）へ、営業利益を６億７３００万円から４億７０００万円（同９．３％減）へ、純利益を４億１００万円から２億２７００万円（同４５．３％減）へ下方修正したことが嫌気されている。

　ゲームソフト開発事業で想定していたパチンコ・パチスロ案件の受注状況が低調に推移していることや、モバイル開発事業で顧客判断により一部スマートフォン向け大型ゲームの運営業務が中止となることが要因という。さらに東南アジア向けコンテンツ配信事業で当初想定していた時期にコンテンツの配信を行うことができないことなども響いたとしている。

　なお、同時に発表した第２四半期累計（１５年９月～１６年２月）決算は、売上高２２億１３００万円（前年同期比３１．５％増）、営業利益７２００万円（前年同期２００万円）、最終損益２３００万円の赤字（同５２００万円の黒字）だった。

出所：株式経済新聞（株式会社みんかぶ）