<動意株・4日>(大引け)=日本アクア、ナノキャリア、mbsなど

配信元:みんかぶ
著者:MINKABU PRESS
投稿:2016/04/04 15:09
 日本アクア<1429.T>=続急騰。いちよし経済研究所が3月31日付で投資判断を新規に「A」としたことを受けて、4月1日には大幅高となったが、この日はアクアフォーム(建築物断熱用吹き付け硬質ウレタンフォーム)の端材をリサイクルした新製品「アクアブロー」を販売・施工開始したと発表しており、業績への寄与を期待した買いが入っている。アクアブローは、北海道、東北地区を中心に多くの住宅会社で採用されている、天井のブローイング(吹き込み)断熱工法で発生したアクアフォームの端材を利用し、新しい断熱材として再生利用するもの。

 ナノキャリア<4571.T>=後場急伸。前引け後に、核酸医薬のデリバリーに適用可能なキャリアに関する物質特許出願について、米国特許庁から特許査定を受領したと発表しており、これを好材料視した買いが入っている。今回特許の査定を受けた核酸デリバリー技術「NanoFect」は、体内では壊れやすい核酸を標的細胞に確実に届けることができるキャリアシステム。同社では、同技術と抗体技術を組み合わせ、細胞標的性能をさらに高めたActive型NanoFectなど、次世代型のキャリアシステムに関する最先端の研究を推進している。なお、同件による17年3月期業績への直接的な影響はないとしている。

 エムビーエス<1401.T>=ストップ高。1日に放送されたテレビ東京の番組「ワールドビジネスサテライト」(午後11時00分~11時58分)で、同社の特許技術「スケルトン防災コーティング」が取り上げられたことが買い手掛かりとなっているようだ。スケルトン防災コーティングは、コンクリート表面が透けてみえるコーティング工法。従来の色付きコーティングはコンクリートなどの躯体自体に異常をきたした場合、広範囲の表面保護を撤去しなければ異常範囲を特定できないが、この工法は躯体表面の変状が目視確認できるほどの透明度を実現しているため小範囲での再補修が可能になる。

 インスペック<6656.T>=ストップ高。同社は1日取引終了後に、3月度の月次受注高(単体、速報値)が4億5300万円になったと発表。2月度の7200万円に比べ6.3倍と急増したことが材料視されているようだ。3月度は、国内顧客数社から基板AVI(自動最終外観検査装置)および基板AOI(プリント基板のパターン検査装置)のリピート機複数台ずつの受注を獲得。また、海外顧客からAOIおよび付帯設備、ならびに新規顧客から小型AVIおよびインライン検査装置などの受注を獲得した。

 象印マホービン<7965.T>=急反発し、年初来高値を更新。同社は1日の取引終了後、16年11月期の連結業績見通しについて、売上高を920億円から900億円(前期比0.2%増)へ下方修正した一方、営業利益を86億円から108億円(同6.2%増)へ、純利益を53億円から62億円(同1.8%減)へ上方修正したことが好感されている。 国内における炊飯ジャーやステンレスマホービンなど主力商品の採算改善に加えて、想定為替レートを1ドル=125円から115円に変更したことで、海外生産品の原価低減効果が期待できることが要因としている。

 ソディック<6143.T>=急伸。同社は1日の取引終了後、第1回無担保転換社債型新株予約権付社債(CB)を発行し80億円を調達するとともに、自社株買いを実施することを明らかにした。350万株(発行済み株式数の7.0%)、30億円を上限とする自社株買いを実施する。取得期間は4月20日から6月20日まで。CBは償還日が2021年4月16日の5年債で、調達資金は研究開発や設備投資、それに自社株の取得に充てる。CBの転換価格は11日から14日のいずれかの日に決定する。

※未確認情報が含まれる場合があります。株式の売買は自己責任に基づいて、ご自身でご判断ください。

出所:株式経済新聞(株式会社みんかぶ)
配信元: みんかぶ

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