【買い】日清食品ホールディングス (2897)日清、株価連動の社食「カブテリア」 その狙いに注目!

著者:藤本誠之
投稿:2016/03/29 08:39

今日の半歩先読み

日清、株価連動の社食「カブテリア」 日本経済新聞 企業・消費 13面

日清食品ホールディングスは、同社の株価動向によって提供メニューを入れ替える社員食堂を30日オープンすると発表したとの記事に注目です。月末の同社株価が前月の平均株価を上回った場合は、翌月の「ご褒美デー」として豪華なメニューが、下回った場合は「お目玉デー」として昭和30年代の給食などを再現した質素なメニューが提供されるそうです。非常にユニークな施策で、しかも従業員に株価を強烈に意識付けすることができます。この狙いを考えると、全従業員に株価を意識させる経営を行う日清食品ホールディングスは中・長期的に面白そうです。
3月28日終値時点で、終値ベースの同社の3月の平均株価は、5,497円です。28日終値が5,490円なので、少し下回っています。しかも、2016年3月期の予想配当40円が本日権利落ちになります。4月に豪華メニューになるか、質素メニューになるかは、今日からの3営業日の株価動向に関わっています。最初の特別メニュー提供日には、テレビなどの取材も考えられるので、会社側はできれば豪華メニューにしたい思惑があるはずです。さて、どうなるでしょうか?

日清食品ホールディングス (2897)5,490円

今日も皆様に相場の福が授かりますように!!
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藤本誠之
財産ネット 企業調査部長
配信元: 達人の予想