今週も変化日週で、さらに三連休ですから重要です【2016/03/15-3/18】

著者:横山利香
投稿:2016/03/15 09:23

原油、ドル円の動きに注目

日経平均株価は3月14日、窓を開けて上昇しました。2月12日につけた安値1万4865円が当面の底となり、リバウンド局面が続いています。株価チャートを見る限り、中期的な節を上にブレイクしましたので、戻り高値としては、 1万7190円プラスマイナス150円あたりを想定しています。2月3日に1万7515円から1万7864円の窓を開けましたので、戻り水準としても妥当な範囲内の窓だと想定されます。安値からすでに2000円超上昇していることを考えると、天井をつけても、上にレンジをブレイクしても、どちらにトレンドが発生してもいいような投資戦略をとっておくことが大切です。

なお、今週末から来週にかけても変化日です。3連休ですのでご注意ください。

今後の注目点は、引き続き米国の株式市場の動向に加え、原油価格、ドル円の動向が挙げられるでしょう。原油価格は短期的に上昇基調ですが、中期的には大底が形成されたとはまだ判断が難しい所です。中期的な底打ちに期待がかかる所であります。

また、ドル円についても、米国の株式市場に影響を及ぼします。中期的にドル買いが進む局面になり、トレンドが反転したとは言えません。

投資戦略としては、短期的にはトレンドフォロー戦略です。節を上に抜けたら上を買い、下に反転したら戻り売り、もしくは安くなったら買いでよいでしょう。

中長期のトレンドでは現在の所、変化は見られません。もみ合い相場に移行する等の変化を感じられるまでには今しばらく時間がかかるでしょう。米国の株式市場がそのカギを握っていると言えそうです。トレンドに変化が見られるまでは、「吹いたら売り」をモットーに、短期トレードが引き続き有効でしょう。

メルマガは毎週日曜日に必ず発行!登録は下記のリンク先からクリックしてお願いします!



横山利香
認定テクニカルアナリスト(CFTe)
配信元: 達人の予想