明日の株式相場見通し=見送りムード強まる、ECB以降の円相場注視
あす(10日)の東京株式市場は、欧州中央銀行(ECB)理事会を目前に控えて、その内容を見極めたいとの姿勢から一段と見送りムードが強まりそうだ。
市場関係者からは「今週に入って7日以降、外国為替市場では変動を繰り返しながらも1ドル=114円台から同112円台へと、対ドルで円が徐々に上昇をみせている。あすECB理事会の結果を受け、米国時間を経て円高傾向に歯止めがかかるかに注目が集まっている」との見方が出ていた。
また、きょう大幅下落した銘柄は、海運、非鉄金属、鉄鋼など景気敏感の市況関連業種が多かったことから、中国など世界景気の先行き懸念が投資家心理に現れており、この流れがあす以降も継続することが懸念されている。
9日の東京株式市場はリスク回避ムードが再燃し、日経平均株価は取引時間中としては3月2日以来となる1万6500円台割れの場面もあり、終値は前日比140円95銭安の1万6642円20銭と3日続落した。
日程面では、2月の企業物価指数、2月のオフィス市況に注目。海外では、欧州中央銀行(ECB)理事会(ドラギ総裁が会見)、中国2月の消費者物価指数が焦点となる。(冨田康夫)
出所:株式経済新聞(株式会社みんかぶ)
市場関係者からは「今週に入って7日以降、外国為替市場では変動を繰り返しながらも1ドル=114円台から同112円台へと、対ドルで円が徐々に上昇をみせている。あすECB理事会の結果を受け、米国時間を経て円高傾向に歯止めがかかるかに注目が集まっている」との見方が出ていた。
また、きょう大幅下落した銘柄は、海運、非鉄金属、鉄鋼など景気敏感の市況関連業種が多かったことから、中国など世界景気の先行き懸念が投資家心理に現れており、この流れがあす以降も継続することが懸念されている。
9日の東京株式市場はリスク回避ムードが再燃し、日経平均株価は取引時間中としては3月2日以来となる1万6500円台割れの場面もあり、終値は前日比140円95銭安の1万6642円20銭と3日続落した。
日程面では、2月の企業物価指数、2月のオフィス市況に注目。海外では、欧州中央銀行(ECB)理事会(ドラギ総裁が会見)、中国2月の消費者物価指数が焦点となる。(冨田康夫)
出所:株式経済新聞(株式会社みんかぶ)
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