日本ドライケミカルが一時８％高、ＡＬＳＯＫと資本業務提携締結へ

　日本ドライケミカル<1909.T>が大幅続伸し、一時、前週末比１６８円（８．０％）高の２２５５円まで買われている。前週末５日の取引終了後、ＡＬＳＯＫ<2331.T>と資本業務提携を行うと発表しており、これを好感した買いが入っている。

　今回の提携では、日本ドライケミカルが手掛ける各種防災設備の施工・保守点検のハード面と、ＡＬＳＯＫが得意とする管理・運用などソフト面を合わせることで、設備の納入から運用までリスク管理の環境を顧客に提供するのが狙い。また、火災報知、消火設備にとらわれない新製品・新サービスの創造で協力体制を敷くとした。

　また、日本ドライケミカルはＡＬＳＯＫを割当先とする第三者割当増資で新株式２７万５０００株を発行するほか、ＡＬＳＯＫは日本ドライケミカルの筆頭株主から２７万５０００株を取得し、発行済み株数の１５．３２％（議決権ベース）を保有する筆頭株主となる。

　なお、同時に発表した日本ドライケミカルの第３四半期累計（１５年４～１２月）連結業績は、売上高２２６億２２００万円（前年同期比１８．３％増）、営業利益７億４６００万円（同２．４倍）と大幅増益で着地。１６年３月期通期業績予想は、売上高３１９億円（前期比４．９％増）、営業利益１６億１３００万円（同２．９％増）を見込む。

出所：株式経済新聞（株式会社みんかぶ）