kansha39さんのブログ

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最近書いたブログ

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    陳満咲杜の“大道至簡” > 金融冷戦

    連日硬い内容の記事となったから、本日はやや違うテーマに触れてみたいと思う。それは他ならぬ、足許の「grexit」危機についての私見である。結論から申し上げると、ギリシャのユーロ離脱必至といった予測が圧倒的に多い中、敢えてそうではないと思わせる節があり、それを看過できないではないかと思う。その「節」とは、ギリシャとEUの攻防がかつての冷戦構造に似ているところだ。冷戦構造をもたらす大きな背景として、核戦争の脅威によ... ...続きを読む

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    陳満咲杜の“大道至簡” > 自己実現性

    マーケットの構造を正しく認識するには、高値、安値の形成メカニズムを理解するのが重要であろう。もうこれ以上の値段で誰も買いたくないという状況で、駆け込んできた最後の買い手によって高値が形成される。反対に、これ以下の値段では誰も売りたくないという局面に安値が作られる。こういった解釈が主に株式市場のメカニズムとして一般的である。ここで注意していただきたいのは、高値は最後の買い手によって形成され、高値の出現によって売り... ...続きを読む

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    陳満咲杜の“大道至簡” > 力関係

    世の中のものにはすべて価格と価値がある。しかし、価値を測る物差しとして、価格は必ずしも適切とは言い切れないところも多い。金融相場になると、価格と価値の乖離が一層激しく、また恒例化しがちである。特に為替や先物といったゼロサムの性質が強いマーケットでは、価値の概念そのものが曖昧で、価格(レート)も単にロング筋とショート筋のバランスを反映した数字に過ぎない、といった要素が強い。故に、価値の論理のみではなかなか理解でき... ...続きを読む

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    マーフィーの“日々是好日” > 「ここぞというタイミング」

    世の中に変わらないものはないと思います。変わらない時間が長ければ長いほど、変化した時の大きさは大きなものとなります。一見変化していないように見えても、中では、エネルギーが溜まっていき、大きな変化を起こす原動力となるわけです。「相場」も同じです。動かない時間が長ければ長いほど、動き出した時は大きく動きます。大事なことは、動かないからと言っても無理に手を出したりせず、じっと注視し、見守ることです。そして、「ここぞと... ...続きを読む

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    マーフィーの“日々是好日” > 相場は巨大なモンスター

    当たり前のことですが、私たちは、「相場」の動きをコントロールすることは出来ません。「相場」を自分の思う方向にもっていく力は、政府・中央銀行レベルでは、多少なりとも可能かもしれませんが、それとて、万能ではありません。つまり、政府・中央銀行の力でもってしても動かせない時があるくらいです。一部の巨大ヘッジファンドが幾ら大きな資金を用いて、さらにレバレッジも効かせてポジションを持ったところで、たかが知れているのが相場と... ...続きを読む

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    マーフィーの“日々是好日” > コンセンサスは負ける?!

    相場の世界にひとたび入れば、そこは、私たちが日常送っている世界とはまったく異質ものであることにすぐに気が付くと思います。日常生活では大多数の意見がより重視され、少数派は異端児扱いされます。朝決まった時間に起きて、夜決まった時間に寝ることが健康に良いとされます。そして、就業時間にしっかりと仕事をし、就業後の時間をのんびり過ごすことが理想とされます。何か問われると、「はきはき」と答えることが優秀な人間のように見なさ... ...続きを読む

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    陳満咲杜の“大道至簡” > 昔の事件

    WSJ紙の報道によると、JPモルガンは想定された20億ドルの金額より更に多く、40億ドルに達する恐れがあるという。「ロンドンクジラ」と呼ばれる同行のトレーダーは、あまりにも大きなポジションを取っていたので、手仕舞いできずにして損失額を膨らんでいるわけだ。このような話を聞くと、昔のある事件を思い出す、米ニューヨークを舞台にしたあの大和銀行ニューヨーク支店巨額損失事件だ。事件の主人公である井口俊英氏が「告白」という... ...続きを読む

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    陳満咲杜の“大道至簡” > ロンドンクジラ

    昨日JPモルガンの話をしたので、続きとして「ロンドンクジラ」の話に触れたいと思う。「ロンドンクジラ」と呼ばれるトレーダーはフランス人で、ロンドンオフィスに通っているという。彼が「クジラ」と呼ばれているのは、非常に大きなポジションを持っていたからほかない。その影響力について、「バーナンキ氏が国債マーケットにおける地位と同じく、ブルーノ・イクシル氏はデリバティブマーケットに多大な影響力を持つ」と言われるほどだ。言う... ...続きを読む

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    陳満咲杜の“大道至簡” > リスクコントロール

    米銀大手JPモルガン・チェースがヘッジ戦略の失敗により少なくとも20億ドルの損失を出したことは報道されている。同行の名高い「ロンドンのクジラ」と呼ばれるトレーダーが率いるチーフ・インベストメント・オフィスのクレジットデスクが巨額損失を出した模様だ。「ロンドンのクジラ」と呼ばれた同トレーダーは大規模な取引ポジションを保有し、マーケットの値段形成に歪みをもたらした時さえあると言われるが、チーフ・インベストメント・オ... ...続きを読む

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    マーフィーの“日々是好日” > 悔いのない人生

    ちょっと私事ですが、私が日本の銀行を辞めて外資系銀行に行こうと思ったのは、自分がやりたいことをやらずに、将来、後で後悔するのが嫌だったからです。つまり、「出来なかった後悔」より「やらなかった後悔」を辛いと感じたのです。私が邦銀を辞めたのは、1992年8月でした。そして、米シティバンクに移籍しました。当時は、バブル崩壊後とは言え、まだまだ株価も高く、日本の銀行の力も強い時代でした。一方、米国の景気は今一歩であり、... ...続きを読む

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    マーフィーの“日々是好日” > 大胆さと臆病さ

    マーケット、相場で生き残るには、「大胆さと臆病さ」を持ち合わせていなければならないと思います。「大胆さ」については、ほとんどの方が異論のないところだと思います。ある程度のリスクを取るわけですから、それに見合った報酬がなければ誰もリスクなど取りません。そして、この「大胆さ」と同様に必要とされる資質が「臆病さ」だと思います。つまりは、危機を察知して逃げることが、生き残る為の大事な要素だということです。いつも積極果敢... ...続きを読む

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    水谷文雄の“為替 ケ・セラ・セラ” > 民意の反映!

    Hola!Que tal?Bien!ゴールデンウィークはのんびりと過ごされましたでしょうか。フレッシュな気分で5月相場を乗り切りましょう。写真は公園のハナミズキです。今一番目立っている花です。公園の説明では、東京と米国がお互いの交流を深めるために、ソメイヨシノとハナミズキをお互いに送りあったことがハナミズキが日本に普及した始まりとのことです。大正時代のことのようだ。意外と花が長続きするようで、美しい。お楽しみ下... ...続きを読む

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    陳満咲杜の“大道至簡” > 投資家の自己投資

    日本における投資家教育のレベル、残念ながら先進国どころか、途上国に比べてもかなり遅れていると言えるだろう。こういった深刻な状況の象徴的な出来事として、一見して矛盾している両事例から説明できる。まず、日本ほど「毎月分配型投信」が流行る国はないだろう。最初から素人のニーズに合わせ、売れるために設計した「悪徳」金融商品がこんなに売れているのは、すこしでもいいから、「確実」な利益をコツコツ目に見える形でもらいたいという... ...続きを読む

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    マーフィーの“日々是好日” > 儲けたい欲について

    地位、名誉、肩書き、お金などに執着すればするほど手に出来ないのがこの世の摂理のようです。執着心は良くないということは、あの仏教の教えが凝縮された「般若心経」にも含まれています。たった266文字しかない「お経」の中でも説かれているほどなのです。ところで、人間には、「欲」、「怒り」、「迷い」という3大煩悩があると言われます。他にも多くの煩悩があるのですが、特にこの3つが共通の煩悩として人間誰しも見られるということで... ...続きを読む

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    朝倉伊津子の“ブレイブハートな毎日” > リハビリに努める

    雇用統計に間に合うように昨晩香港から帰り(ウソ)、うう〜ん、やはりそりゃ毎回毎回良い結果にはならんわな、と思う。以前は違ったかなと思うが、香港でクレジットカードを使用すると、今では、決済は香港ドルか日本円で選べるようになっていた。なので、香港ドルを選んでおいたがそれが吉と出るか凶と出るかはわからない。今足元は円高だけどさ。いずれにしても、それほど大した金額のものは買っていないので、あんまり関係ないんだけど。香港... ...続きを読む

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    陳満咲杜の“大道至簡” > 相場の「運命」

    東洋哲学には「運命」という言葉は特別な意味を持つ。そして、「運」と「命」は別々の概念でありながら、お互いに交錯しながら人々の人生を左右し、またその結果をもって将来へ導く。「命」は定めたれたものであり、基本的な決定要素としてひっくり返さない。一方、「運」はその時に「気」によって好悪別れ、明暗分けしたりするので、「命相」、つまり命のあり方を修正できるので、同じ「命」でも「運」によって違う見た目になるとこも多い。相場... ...続きを読む

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    マーフィーの“日々是好日” > 「やらないこと」を決める

    普通、何か願望があれは、何とかして実現しようと「がんばる」ことを良しとする考え方があります。しかし、自分の過去を振り返って思い出してみると、そのようにしていると、何処かで無理が生じるものです。願望と現実とのギャップに悩むことも増えます。さらには、段々とネガティブな思考パターンになり願望実現からさらに遠のいてしまいます。悪循環に陥ってしまいがちです。このような場合、一旦、願望を実現する努力を中断してみるのです。つ... ...続きを読む

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    マーフィーの“日々是好日” > 思考を停止させてみよう!♪

    私の親友が素晴らしいヒントを与えてくれました。不安、恐怖、葛藤に苛まれている時には、思考を停止させてみることだというのです。私達人間は、いつもエゴ中心で生きています。人間である以上、エゴがあるのは当然です。だからこそ人間でもあるわけです。このようにしたら良いだろうか、もしくは悪いだろうか、世間体は良いだろうか、もしくは悪いだろうか、得するだろうか、損するだろうか、安全だろうか、危険だろうか、等々、きりがないない... ...続きを読む

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    朝倉伊津子の“ブレイブハートな毎日” > 人のエネルギー

    昨日、「Hikarie」に行ってみた。たぶん自分一人だったら行かないが、妹が来ているため、試しに行くことにしたら、やはり、案の定、思ったとおり、ものすご〜〜〜い大混雑。特に地下の食料品エリア。ほとぼりが過ぎていくのが正解だと思うが、オープンしたてに行くのも一興かもしれない。というのは人が集まるところにはエネルギーが集まるから。しかし、消費意欲があるってすごいな〜、自分なんか年々衰える一方で。。。と言いつつも、今... ...続きを読む

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    陳満咲杜の“大道至簡” > いつか来た道

    ごく最近まであたかもユーロがすぐにでも暴落するぞと言わんばかりの論調には、俄かな修正が行われているようだ。スペイン危機でも、仏、蘭政局混乱でもなぜユーロが落ちてこないかといった後解釈が登場してきわけだ。曰く、欧州のレバトリ、デレバレッジに加え米QE3の規模など要素がユーロを持ち上げているという。こういった視点が正しいかどうかを検証する気はないか、以下の2点を注意していただきたい。まず、相場とファンダメンタルズの... ...続きを読む