明日の米雇用統計は市場予想の▲32.0万人減をクリアできると思われます。リーマン・ショック前である2008年8月以来の▲30万人を割り込む可能性さえあります。 米新規失業保険申請件数の受給総数は7月で約▲60万人減と単月では過去最大の減少を記録ました。つまり、その分雇用環境が緩和されたことになります。 米国の課題である雇用創出に少しは改善の兆しが出てくれば、市場は好感することが想定されます。NYダウ... ...続きを読む

米5月雇用統計=労働省/21：30 非農業部門 1億3215.1万人 前月比 -34.5万人 予想 -52.0万人 失業率 9.4% 前月比 +0.5% 予想 9.2% 雇用統計では予想よりも減少幅は少なく、逆に失業率が上昇するという相反する結果となりました。 NYダウは上昇しましたが、完全に消化できていないような値動きでした。NASDAQはほぼ横ばい。 CME225（円建て）が9880... ...続きを読む

米12月住宅着工・許可統計=商務省センサス局 住宅着工件数 55.0万件 前月比 ▲15.5% 予想 61.0万件 住宅着工許可件数 54.9万件 同 ▲10.7% 予想 61.0万件 着工件数、着工許可件数とも6ヶ月連続減少で1960年調査開始以来過去最低を3ヶ月連続で更新。 2006年1月（227.3万件）ピーク時の約4分の1の水準。 前年比▲45.0%は、1991年1月（前年比▲... ...続きを読む

12月の米小売売上高/商務省センサス局 小売売上高 3432億ドル 前月比 ▲2.7% 予想 ▲1.2% 自動車除く 2842億ドル 同 ▲3.1% 予想 ▲1.3% 減少記録を6ヶ月に伸ばし、2005年9月（3422億ドル）の水準となりました。前年比▲9.2%は過去最低を2ヶ月連続で更新し4ヶ月連続の減少。 11月は前月比▲1.8%から▲2.1%へ下方修正され、12月と結果から見てクリスマス商戦が予... ...続きを読む

11月米貿易収支が商務省センサス局から発表されました。 貿易収支：-404億ドルの赤字　 輸入減が輸出減を上回ったことにより2ヶ月ぶりの赤字幅縮小 2003年11月以来の水準 輸入：1832億ドル（前月比▲12.0%） 1992年以来過去最大の落ち込み 輸出：1428億ドル（同▲5.8%） 米国の赤字額の縮小は評価できますが、主因が輸入減が輸出減を大きく上回ったことによるものですので手放し... ...続きを読む

12月の米雇用統計は1939年調査開始以来初となる2ヶ月連続で50万人を超える減少幅で、12ヶ月連続の減少となりました。さらに、失業率は1993年1月（7.3%）以来16年ぶりの高水準でした。 今年は企業のリストラ策が本格化することから失業率は1983年代の8%以上、減少幅は戦後最大の1974年12月（▲60.2万人）を超え、2002年の減少最長記録である15ヶ月連続を塗り替えることになるでしょう。 1-3... ...続きを読む