ストリートアナリストさんのブログ
ブログ
???な企業のPICKS実験
企業分析から有望な投資先を探そうとしていますが、なかなか見つかりませんね。
調査の過程で、失礼ながら、何じゃこら?と思ってしまった企業をとりあげてみたいと思います。
今回取り上げるのは、カネソウ(名証2部、5979)です。
この会社はマンホールの蓋の製造販売が主力です。
マンホールの蓋...バイクの天敵です。
雨の日に、溝のないタイヤで走るとツルッと滑ります。
特に視界の悪い雨の夜は要注意です。
なんてどうでもいい話はおいといて、この会社、
2007.3 売上高94.9億円 営業利益1.8億円
株式時価総額76.3億円 現金+有価証券72.6億円
有利子負債なし
何と時価総額と現金+有価証券がほぼ同額です。
何せ定期預金を40億円以上、国債を中心とした有価証券24億円を持つ超おカネ持ち企業なのです。
EV/EBITDA倍率が1.3なので、企業買収すると1.3年でモトが取れてしまいます。とてもお買い得企業です。
ただ、創業一族が株式の7割近くを保有しているため、敵対的買収は無理でしょう。
実際、何のために上場しているのか、相続対策しか思いつきませんし、株式売買高も低調です。
ただ、株価チャートを見ると、最近の株価急落などどこ吹く風、マイペースな動きをしています。
現在のように先の読みにくい株式市況の時は、カネソウのようなおカネ持ち企業は値下がりリスクが少なく、配当利回り2.8%は魅力的ではないかな、とも思います。
こういった株のチャートを見るのは初めてですので、PICKSして、どういった行動原理で株価が動くのかチェックしてみたいと思います。
-
タグ:
現状ではオススメできる銘柄とは言えませんが、相続など、創業家の株保有構成に変化があると、大きく株価が動くかもしれません。
こういう市場原理から切り離された銘柄の値動きをチェックするのも面白いと思いました。
マンホールの蓋ですか。売上げは安定してそうですね。