kabukabumanさんのブログ
マイ・メモ(2021年 3月)
株式市場は1月に続き2月も月末に波乱が起こりました。
原因は米長期金利の急騰。
臨界点と考えられていた1.5%を突破したためですが
実体経済とかけ離れた株高の主な要因は主要中銀のマイナス金利政策なので
今後の金利動向には充分注意して置きたいところです。
ただ上昇速度の速さから察すると短期筋が動いた可能性が高く
当面は1.2%前後に落ち着くとの見方が有力だと考えています。
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<ニッセイ基礎研究所チーフエコノミスト矢嶋康次氏>
日本株の上昇は急ピッチだった。米長期金利が上がり、米追加経済対策が下院を通過すれば日米の株価はさすがに調整するだろう。
日経平均株価は3月末時点で3万円を割るとみている。
市場は新型コロナウイルスワクチンの普及による免疫獲得後の世界を見据えている。株価が下がると絶好の買い場と捉える向きもあるが、調整した方が健全な相場になる。
中長期で相場を見る上ではサマーズ元米財務長官とイエレン米財務長官の論争が重要だ。サマーズ氏は経済対策の規模を「巨額過ぎる」と指摘し、コロナ後のインフレを警戒する。イエレン氏は問題なしとしている。
イエレン氏の見方が支持されれば、2021年度に株価は10%以上、上がる可能性がある。逆にサマーズ氏の言うインフレ懸念が強まれば、調整は必至だ。
個人的にはサマーズ氏の見方に近く日米の株価は夏場にかけて10%程度下落するとみている。
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この記事が掲載されたのは2月18日で
米追加経済対策は2月27日に下院を通過しています。
因みにここで指摘されているインフレとは悪いインフレを意味していると思われ
イエレン氏はそれを否定したに過ぎません。
むしろ指標が示すインフレ期待の低下が今後の株価に影響すると思います。
(米追加経済対策の主な内容)
①総枠200兆円規模
②国民一人当たり最大15万円の現金給付(米国の現金給付は3回目)
③失業保険給付の増額
④最低賃金の引き揚げ(時給約1600円以上)
⑤個別支援(ワクチンの接種支援、航空業界への支援など)
今後上院で一部修正される可能性はあるものの
個人給付や失業保険給付によるマネーが投資に向かうかどうか注目です。
因みに日本では昨年某財務大臣の発言が話題になりました。
「一律現金給付はタンス預金になるだけで意味が無い」
これは大きな勘違いで、国民の消費意欲を削ぐ軽率な発言だったと思います。
一度だけの給付と思えば、誰だって無駄遣いする気になんてなれません。
複数回給付の可能性を自ら完全否定して置きながら
意味が無いとは藪蛇もいいところです。
国民の心情が理解出来ない政治家は如何なものか!ホトンドソウダワ o(`ω´*)oフン!!!
挙句に強盗キャンペーンは早々に頓挫。ハァ… (;-ω-) =3
<まとめ>
3月の株式市場は引き続き米長期金利に敏感に反応すると思いますが
個人的には平均的に1.5%を超える可能性は低いと予想しています。
またインフレ懸念に関しては、直近の指標がイエレン氏の発言を裏付けており
株価に与える影響は限定的だと考えています。
しかし先週末の暴落によって、日米ともに調整入りは免れないとみており
日柄調整は少なくともSQの辺りまで続く様な気がします。
一方、値幅の方はスピード調整の可能性もありますが
日経平均の最悪シナリオは、1月29日の安値27629円を第一ボトムとした
ダブルボトム形成を視野に入れて置きたいと思います。
因みにGPIFが国内株式を1~3月でおよそ1.3兆円売却するという情報が有り
1月~2月の売り越し額が約8700億円に上っていることから
3月も4000億円余りの売り越しが予想されます。
さらに日銀はステルステーパリングを継続しており
ETFの買い入れ額は予定枠を大幅に下回る可能性があります。
このことは海外勢も認知し始めており
今後日銀の買い支えは全く意味を為さなくなるのではないかと危惧しています。
東京市場の官製相場は限界を迎えたということかも知れません。
次に3月の個人的な作戦ですが
株式相場は「思惑で買われ事実で売られる」と言われる様に
ワクチンの普及や緊急事態宣言の解除が
株価に対してマイナスに作用する可能性も充分考えられるため
配当取りを考慮して、優良株の押し目買いが有効だと考えています。
またワクチンへの期待が高まり
コロナ禍で大きく売り込まれた旅行業・ホテル業・外食産業・運輸業の様な
バリュー株に資金が集まり易い状況ですが
個人的には余り偏らず、グロース株もバランス良く織り交ぜたいと思います。
但しハイテク株はナスダックの下げ止まりを確認してからが無難かと。
人気
お疲れ様です。
日銀は2019年からETFの購入を故意に減額している節があるので
TOPIX銘柄にシフトするからといって
昨年2~3月の様な暴落が起こらない限り
N/N倍率が目に見えて低下する可能性は低いと考えています。
特に昨年末から株価が高水準なので、日銀にとっては願ったり叶ったり。
日経平均株価が年内28000円以上をキープ出来れば
恐らく多くても4兆円止まりになる様な気がします。
(2015年以降のETF年間買い入れ額)
2015年 3.1兆円
2016年4.6兆円
2017年 5.9兆円
2018年 6.5兆円
2019年 4.4兆円
2020年 7.1兆円
2021年 0.5兆円(1~3月合計)
お疲れ様です。
今の株価水準なら、1%下げても日銀は買わない可能性が高いと思います。
わざわざ12兆円という買い入れ枠を撤廃した訳ですし
1~3月のETF買い入れ額は5210億円に止まっています。
この先余程の暴落が無い限り、年末までの買い入れ額は
せいぜい4兆円程度(2019年と同じ)ではないかと考えています。
年金が売りまくっているので 年金に譲渡あるいは定額で買わせるとかしたりして。
目くらましみたいなことをすると思う。
で、世界から見放される。
ステルステーパリングとは良く言ったものです。
最終的には市場で売却する可能性が高いそうですが
チマチマ売られたら参りますよね。
個人的にはGPIFではなく、新たに政府系の投資ファンドを立ち上げて
運用を引き継がせるのがbetterだと思うのですが。。。
弱小HFがやりそうな感じのやり方ですね。
空売り比率だってアメリカのETFの空売り比率だけチェックしたほうが
はるかに有意義です。
日本の株式は かなり ゆがんでいるのでセオリーが通らない感じですね。
空売り比率はあくまでも一日の売り物に対する数値ですから
売りが多い日と少ない日では同じ比率でも金額はかなり異なります。
しかも空売り規制が緩和されて以来、慢性的に高い値が続いているので
私は殆ど無視しています。
たか〇さん おはようございます。
ボリバンを見ると日経平均はご指摘の通りだと思います。
一方TOPXと、私が注目している東証二部指数はまだ勢いがある様に感じます。
ただ何といってもNY市場と東京市場の株価連動率は93%と高いので
米国の政策や経済指標、さらにはテクニカルもNY市場を追う方が得策だと思います。
全く情けない話ですが。。。
もっとじわじわ来ると思っていたし板が薄いので。
でも また押したら買いですね。