はるるっぴさんのブログ

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米国金融安定化法案についての一考察

わたしは、悲観論者ではありません。

本当は、日本株について強気派です。

だだし、事実を客観的に書いてみます。


悪材料は、たくさんありますが、
優良株には、もともと価値があるので、
売られすぎたら打診買いでもよいと思う。


株式投資の基本は、


好景気⇒株式売り

~株を知らない人が、買いだしたら、そろそろ売り時です。


不景気⇒株式買い


恐慌⇒株式強い買い


スタグフレーション⇒株式売り

です。


今は、スタグフレーションの懸念のある恐慌です。
投資は、余裕資金にしましょう。


何を買ったらよいかわからない投資家は、
トヨタ自動車など、まちがいなくいい会社にしましょう。

名前を売ることに熱心なアナリストや専門家などが
推奨するおもしろいものは、やめときましょう。


さて、本題です。

米国金融安定化法案


結論から書くと、これも時間かせぎです。

昔、アメリカで有名なS&L危機があった。
そのとき、S&Lは死人だった。
死人に口なしで、うまくいった。


しかし、今回は、生きている。


そこを理解してほしい。

この点は、マスコミで報道されている通り、

買い取り価格、簿外資産(SIVなど)、
ヘッジファンド破綻処理など問題は山のようにある。


そして、CDS危機

CDSについてわかりやすくたとえれば、

昔の日本の金融危機は、火力発電所の火災だった。

しかし、今回のCDS危機は、


原子力発電所の火災です。


だから、

リーマン破たん
AIG実質破たん
メリルリンチ実質破たんなど

通常の金融崩壊より6~7倍のスピードで破壊している。
規模も10倍くらいで、全く違う。


わたしが、縁あって昔お会いした

モルガンスタンレー証券

マネージング ディレクター(債券営業部長)

メリルリンチ証券

マネージング ディレクター
(債券営業部長兼証券企画部長)

のお名刺は、記念に大切においておこうと思っている。


ヘッジファンドのレバレッジは、減ってきています。
シュリンクして出来高が減っている。

IT金融の破綻のスピードの速さを認識しましょう。

投資家は、口先評論家と違うので、
今回の米国の金融安定化法案は、
うまくいかないと認識すべきでしょう。

時間稼ぎです。


今、起きていることは、日経さんにも書いてあったように

グローバル化の逆流です。

これまで、世界が一体化して好景気になっていたのが、
世界が一体化して不景気になっている。

いまだに、デカップリングなどと寝言をいっている専門家は、無視しましょう。


今、大変なご苦労をされている

ポールソン財務長官
バーナンキFRB議長

敬意を払うとともに、応援したい。


また、主要国が集まる話がありますが、
マージャンは、4人でやるもの。

問題となっている先進国と新興国だけでなく

資源国・産油国

投資ファンド

の4人を呼ばないと根本的な解決を出すのは、むずかしい。


今回、マージャンを1人打ちから
2人打ちでするのだろう。

しかし、マージャンは、4人で打つもの。
マージャンを知っている人は、わかるはずです。


4人集まらないと

大きな成果は、期待できないかもしれません。


最後に、昨日野村のリチャード・クー氏の
マンデー・ミーティング・メモを見ました。

そのリポートを読んで、細かい間違いが理解できる
投資家としての実力をつけてほしいと思います。

最後に、10月以降の日本株の売りの中心は、ヘッジファンドから、ミューチュアルファンドなどのロング・オンリーに変化していることに気づいてほしい。


株価の短期的な乱高下は、わからないが、外国人の売り圧力は、まだつづきそうだ。


おしまいです。
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