はんちくさんのブログ
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血の入れ替え
知り合いで、株を持っていないけど、暴落のニュースを気にしている人にはこう言ってる。
「寝かせてる貯金があれば、買う準備をしておけ」と。
今、割を食ってるのは、「株を所有している者」。退場を迫られた個人投資家は相当数いるに違いない。みんかぶの皆はがんばっている感じだが。
ここで生き残った者が、次の局面に移れる。今回、退場させられた個人投資家の代わりに、今まで相場の外に居た人間が入ってくる。バブルに巻き込まれなかった人間が、その後を生きのびたのと同じ流れだ。
今は「現金を持っている」ことが、一番の強みとなっている。これほどに投げ売られる相場は、そうそうあるものではない。
日本の企業価値は、世界一と思っている。他の国がひどい状況に陥っても、最後に残るのは日本企業だ。最後に買われるのは日本株だと思ってる。
10年先を見て、配当を受け取りつつ、経済の波のサイクルが戻るのを待つ。こんないい貯金法はない。
俺は、スイングでしか投資を考えていない投機ギャンブラーに過ぎない。以下は中期的な話。
2003年から、外のバブルに便乗してきた日本株。その終焉に立ち会っている状況だ。吊り上げてきた外の連中の総撤退。
この5年間の風景を見慣れてきた我々には、この下落の速度は、想定の範囲を超えていることだろう。しかし、後から考えてみれば、「5年間の祭りが終われば、その5年前の水準に戻る」というのは当然のことなのかもしれない。
しかし、この嵐が済んでも、あのころと比べて、買い手の数が減少している。リーマンは居ないし、ゴールドマン、モルガンも、カプセルに閉じこもってしまった。その他ファンドも痛んでいる。欧州の連中は、これからひどい目に逢うだろう。
以前のような相場環境になるには、かなりの時間を要すると考える。半年程度では、10000円の上にしっかり座れるかどうかもわからない。失われた空白は大きい。短期的に大もうけしようといった考えは捨てたほうがよいかもしれない。
「外が、また好景気に沸く」展開にならぬ限り、なんともヘタレと相場展開が続くだろう。
値段を決めていた連中が、全員ポンコツになってしまった。そして、上値には、救助を求める多くの高値ポジションが取り残されている。
「前と比べれば安い」という基準は通用しない。その「前」と、周囲の環境がまるっきり違う。あくまで「現在」を基準に、ポジションを取っていく必要がある。
株価が下がろうと、その会社の価値は変わらない。確かに、なりふり構わず売られている優良企業が、ゴロゴロしている。
「株」という分野そのものの価値が下がれば、このような結果になる。一度、会社の手を離れれば、「株」とはそんなものだ。所詮「時価」のもの。
「相場の本質」というものを、理解せざるを得ないような2週間だった。
近々、買いを考えている。個別単位では、売り玉切れの兆候が見えている。
しかし、うまい具合に拾えてプラス維持できても、「底を拾った」と、即断はしない。「日経5000円」だって、無いとはいえない。自分で基準価格を決めてはいけない。
ぜひ、皆で大底を拾えるよう、この相場を冷静に見つめよう。
目からうろこのときがありますね
これからも期待しています
>「前と比べれば安い」という基準は通用しない。その「前」と、周囲の環境がまるっきり違う。
私もそれはよく考えることだったりもします。
レンジは相当下がっているし、
がんばってる人が多いなら上値は重い。
考え直す時間があるだけ、自分自身は救われたと思います。
>「日経5000円」だって、無いとはいえない。自分で基準価格を決めてはいけない。
流れを見ることはかなり重要になってくると思います。
>ぜひ、皆で大底を拾えるよう、この相場を冷静に見つめよう。
この相場で冷静さを失うことが一番まずいと思うしね(^^ゞ
こんにちは
お互い、どのような相場の様相でも生き残れる投資家を目指しましょう。
こんにちは
状況判断、高リスク、低リスクの見立てができないと、投資判断を間違います。相場の側から「底打ったよー、おいでー」と声が掛かるまでは、身動きをとらぬほうが良い。
過去の値動きの例などを、投資判断とするのは一番危険です。これは、今後も同じでしょう。
>この嵐が済んでも、あのころと比べて、買い手の数が減少している
そうなんですよね~ たとえ下げ止まったとしても、じゃあ誰が買いあげていくの?って話なんですよね^^;リーマンはいないし、MSとGSはもはやレバレッジをきかせた買いはできないので、身の程にあった投資しかできないだろうし・・・やはりアラブの王様か???
多底で拾ったとしても、日経のV字回復、去年の高値まで戻るというのは、どう考えても無理かな^^;せいぜい底値をうろうろ・・・でしょうか・・・
こんばんは
投資ブームの終焉かもしれません 皆、今までの相場の動きに目が慣れているため、「状況が変われば、急回復する」と思っている事でしょう
ショートカバーによる急反発のあとは、何とも低調な相場展開になると考えてます 継続的買い上がりというのはしばらくないかもしれません
値動きのスパンを今より長めに考えようかと思ってます