TOPIX -38 @1,568
日経平均 -478円 @21,984円
新型コロナウイルスの感染が世界中に拡大しており、これによる世界経済の縮小を警戒して売りが優勢となった。日経平均の下げ幅は一時600円に迫った。米疾病対策センター(CDC)は、感染経路が特定できない新型コロナウイルスの事例を確認したと発表した。米国で初の「地域感染」の可能性が高まり、今晩の米国株が大幅安になるのではないかと警戒され、それを先取りして日本株が大きく売られた。
日経平均の日足チャートを見ると、上向きの250日移動平均線を割り込んだ。短期間でこれを回復すれば良いが、回復できないと下げ相場へ転換したと見るべきである。ただ、騰落レシオが59.35%と60%を割り込んだので、ここから下へガンガン下げることは考えにくく、急速にブレーキがかかると見ている。したがって、ここから新規の空売りの仕掛けは避けた方が無難であろう。7月25日の戻り高値@21,823円が現在意識される下値支持線である。
この数日でも明らかな下げ渋りを示しているA株のような銘柄は自律反発に備えて、分割で仕込んでおきたい。
33業種すべてが下げた。下落率トップ5は、空運(1位)、証券(2位)、不動産(3位)、鉱業(4位)、小売り(5位)となった。