優利加さんのブログ

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ダブルトップを形成しそうでしない微妙な動き

昨日の米国株式相場は反落した(DJIA -152.06 @29,196.04, NASDAQ -18.14 @9,370.81)。ドル円為替レートは110円台前半の前日比円安水準での動きだった。本日の日本株全般は上げる銘柄が多かった。東証1部では、上昇銘柄数が1,286に対して、下落銘柄数は758となった。騰落レシオは98.61%。東証1部の売買代金は1兆8868億円。

TOPIX +9 @1,744
日経平均 +167円 @24,031円

アジア株が堅調に推移して世界的に拡大した新型肺炎への過度な警戒感が後退した。香港ハンセン指数や上海総合指数が上げに転じた。中国の新型肺炎の感染拡大を機に始まった株式市場の動揺は一旦収まった。これを好感して日経平均は反発した。

FRBは昨年9月に米短期金融市場がドル不足で機能不全に陥ったとき、翌月には短期国債の買い入れを開始して短期金融市場への資金供給を増やしている。市場はこれをQEに類するものとして受け止め、株を積極的に買い上げてきた。その流動性相場は世界各国に広がり、世界的な株高となっている。問題は今後業績の裏付けが伴うかどうかである。

日経平均の日足チャートを見ると、上向きの25日移動平均線を10日移動平均線が再び上抜けて来た。ダブルトップを形成しそうでしない微妙な動きである。株価が一時的に下げても市場センチメントは依然として強気である。

33業種中23業種が上げた。上昇率トップ5は、サービス(1位)、化学(2位)、精密機器(3位)、機械(4位)、水産・農林(5位)となった。

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