TOPIX +15 @1,714
日経平均 +236円 @23,530円
中国国家統計局が発表した11月のPMIが前月比0.9ポイント高い50.2だった。節目の50を7が月ぶりに上回ったことで投資家心理が改善した。さらに円相場が1ドル=109円台後半と6カ月ぶりの安値となり、日本株全般を押し上げた。
12月15日には米国の対中関税第4弾の発動期限が来る。米中ともこれ以上の貿易戦争は避けたいはずなので発動は見送られると見て株式相場は動いている。
日経平均の日足チャートを見ると、先週金曜日の長陰線に対して本日は陽線でたすきをかけるように切り返して「たすき線」となった。終値ベースでは年初来高値を更新した。上方向の勢いがあるので、上抜けしそうではある。ただ、ザラバ高値を更新できずに横ばいが続けば続くほど、潜在的な売り圧力が高まり、もし下げ始めたときには売りが次々と出てくる。トレーダーとしてやるべきことは売り玉と買い玉のバランスを取りながら波に乗るだけだが。
33業種中31業種が上げた。上昇率トップ5は、海運(1位)、ガラス・土石(2位)、卸売り(3位)、繊維製品(4位)、水産・農林(5位)となった。