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NT倍率高騰の怪 「株価二極化」は新常態か
日経新聞記事の感想です。
2018/6/26 17:22日本経済新聞 電子版
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(引用・要約)
・日経平均株価を東証株価指数(TOPIX)で割った「NT倍率」の高騰している。
・先週に19年ぶりの水準をつけた後も高止まりしたままだ。
・21日に12.96倍と1999年3月以来の高水準
・26日も12.90倍と異常値の修正は進んでいない。
・NT倍率の上昇は日経平均がTOPIXより割高ということを示し、その急騰ぶりに市場参加者の多くは違和感を感じている。
・真っ先に「犯人」に挙がったのは流動性が高い日経平均先物を多用するヘッジファンド
・「いまはマクロ系もCTA(商品投資顧問)もほとんど動いていませんよ。あの時とは明らかに違います」
・次に「犯人」と名指しされたのはおなじみ日銀だ。
・日銀のETF(上場投資信託)を通じた日経平均構成銘柄の購入がNT倍率をつり上げているという説だ。
・ だがよく考えれば、日銀のせいだけにするのもおかしいということに気づく。
・日銀は16年9月から購入ETFに占めるTOPIX連動型の比率を大幅に高めており、日経平均に与える影響はそれ以前に比べて低下している。
・それではNT倍率をつり上げた「黒幕」は誰なのか。
・株価形成の二極化という市場の構造変化だ。言い換えれば、PER(株価収益率)など伝統的な投資尺度からみて割高な株がさらに割高な水準まで買われ、割安な株が割安のまま放置されているということだ。
・日経平均を構成する内需系の値がさ株が買われ続ける一方、TOPIX寄与度が大きい銀行株やトヨタ自動車が割安なまま放置され、結果的にNT倍率が大きく上昇した。
・「通商問題をはじめ海外マクロ要因の影響が大きくなりすぎて個別企業の業績だけでは株価が決まらなくなってしまった」
・例えば株価の決定要因として重要度が増している項目として、米長期金利と株価の感応度がある。米金利との株価感応度が大きい順に東証1部銘柄を5つにグループ分けすると、各グループのPERは米金利との感応度と逆相関の関係になることが分かる。業績より米国の金利のほうが株価には重要ということだ。
・割安株のロング(買い持ち)と割高株のショート(空売り)を組み合わせる運用手法
→投資先企業の経営改善に積極的にかかわるエンゲージメント(対話)型のファンドか、相対的にパフォーマンスが高い中小型株に特化したファンドに投資手法を変更するかどうかを社内で検討
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(感想)
難しい記事ですね。。。
要するに、市場が、市場としての機能を果たさなくなっているということ。
割安株は、割安のまま。割高は割高のまま。価格調整機能が働かないということ。
個別企業の要因というよりは、マクロ的要因。。。
・為替、金利
・日銀買い
・トランプ発言
為替や金利、日銀買いはともかくとして、
トランプ発言は予測不能、理解不能。
短期目線の投資では、予期せぬ発言に翻弄されそう。
しかし、中・長期で見れば、ボックス~緩やかな上昇
なのだと思う。
レンジを見極めて、下で買い、上で売る。
小刻みに数週間単位で回していければいいんじゃないかなと
妄想してみましたが。。
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2件のコメントがあります
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RODEMU2015さん2018/7/1 23:13勉強のために読みに来ましたが・・・やはり難しかった(笑)
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夢想人さん2018/7/1 23:20RODEMUさん こんばんは。難しいですよね。。記事内容も、解釈が正しいかは微妙ですし。「NT倍率」が今後のキーワードになるんじゃないかと、また、それに対して、上手く解釈出来たら、勝つヒントのなるんじゃないかと、思った次第です。
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