lopriderさんのブログ

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株の家庭教育 その5(大切な事はみな人工無脳が教えてくれた)

登場人物

LOP:主人公

H太:LOPの息子(最近ついに、ソファで二度寝の秘伝技をエトクした。)



「さて、今君にいろんな会社の5年周期のチャートを見せたよね。共通してる点は何?。」

「みんな株を売ったり買ったりしてるってこと。」

「うーん。(まあそりゃ、そうっちゃその通りなんだけど・・・。)そうだねぇ、そして株価は上がったり下がったりしてるでしょ。」

「すごい動きだよね。どうしてこうなる、かなぁ。」

「細かく理由をあげてくとメンドクサイから、自然界でも気候とか潮の満ち引きとかの例もあるし・・・、そういうもんなんだって受け止めとけばいいんだよ。重要なのはね、根拠があろうとなかろうと、こういった周期変動が常に生じているんだってことをまず理解すること。海の波のようにね。」

「うん。まあ、わかったよ。」

「で、株から利益をあげるのに、配当を受け取る(簡単な)コースと安く買った株を高く売る(ちょっと難しい)コースがあるってことは知ってるよね?。」

「うん。配当って言えばボクのNISA株の配当通知がきてたねー。(なんか、うれしいなぁ。)ホントにくれるの?。」

「トーゼンでしょ。これから5年間は君が自分の株を管理するんだから。」

「いやそれはちょっと・・・。なんかまだ怖いよ。パパが管理してボクが配当を受け取るんでもゼンゼンいいんじゃ?。」

「ダメに決まってるじゃん!。そのために今教えてるんだから。」

「(うう・・・、ママはそうしてるのに、ズルい。)だってボクにはまだ早いんだよ。」

「早くないよ。君はゲームとか好きでしょ?。それと同じなんだよ。ルールを学んで、プレイするだけ。」

「でもお金がかかってるんだよ・・・。」

「勘違いしてるようだけど、このゲームでは、(注意してれば)HPがゼロになることはほとんどないんだ。」

「ええっ?、そんじゃラクショーじゃん。」

「でしょ。たとえばさ、君のおじいさんが畑で作ってるカブをもらってきて無人販売で売ったとするでしょ。リスクの評価で最善と最悪の場合を考えてみると?。」

「うーん。もうかるか、タダで持ってかれるとかかな。あんまりリスクはないかも。」

「そうなんだよ。株も周期変動してるってことは、3つ4つの株を底値近くで網を張っておけば、1つぐらいはかなり安く手に入るんだ。それを時機を見て高く売ればいいだけ。」

「でもそもそも、底値ってのがワカラナイんだけど。」

「ハイッ!、今日はそんなあなたのためにご用意しました!。ナント底値をあなたにかわって計算してくれるプログラム・・・。人工無脳くんです。」

「なにそれ?、また変なプログラム書いたの?。」

「まあ、(やっつけ仕事なんでインタフェースもいい加減だけど、)要するに指定した株の年間の平均株価を出して、そこから底値と高値を推計するだけのプログラム。メンドイので今回は表計算のマクロで書いたよ。」

「そんなの使えるの?。」

「使えないに決まってるじゃん!。でも、これはひどい無能でもケッコウやれることを証明するために書いたんだ。」

「(ボクもそんな無能って思われてるのかなぁ、ちょっとフクザツな・・・。)で、どうだったの?。」

「それがねぇ、かなりやれることがわかったんだ。」

「ホントウに?!。」

「うん。シミュレーションしたら、1年周期でかなりの株で売却益が出るし、高値圏に届かなければさらに待てばいいんだから、そもそも(底値からの)評価損はあまりないしねぇ。」

「じゃ、ボクもそのプログラムを使っていいの?NISAのときに。」

「・・・いやでも、もうちょっとマシな方法を考えようよ、一緒にね。人工無脳より君の頭脳のほうがマシに決まってるんだから。」

「(これはホメてくれてるのかなぁ。そのわりにあんまりウレしくないのはなぜなんだぜ?・・・・。)」


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