lopriderさんのブログ

最新一覧へ

« 前へ48件目 / 全80件次へ »
ブログ

株の家庭教育 その5.5(ダラダラな補足・編)

登場人物:

LOP:主人公

Q美:LOPの妻。(ほぼ眠りながらとりとめのない話をすることができる。特技。)



「もしもし、おはよう。」

「ハロー、って君か!?・・・。隣の部屋から電話って、いつものことだけどさぁ、どうなんかねぇ、かなり変じゃね?」

「ダケド、なんか体が重くて動かないんだよ・・・。いろいろお菓子もらったんで、チョッと食べ過ぎたかも。ううっ・・・気持ち悪い。」

「うーん、なんかヤバイねぇ、そこまでだと・・・。ちっと自制しようね。」

「リョウカイ。でもねぇ、今日はすごくヒマだったからさ、しょうがなかったんだよ。」

「ヒマ食いかぁ・・・。でも、こないだ君がかかったお医者さんから、食事についてもなんか言われてなかった?」

「糖質制限をしなさいって言われたよ。それで体調も良くなるしスリムになるって。でも言ってるそのお医者さんもタイコバラだからねぇ、ちょっとセットクリョクがないような気がする・・・。」

「ああ・・・(うん、あれか・・・、)まあ理解したよ。でも人というものはそういうものなんだから。君だってH太に『これからワタシは寝るけど、アンタは勉強しなサイ・・・。』とか、けっこう理不尽なこと言ってるし。」

「でもアナタなんて、こないだ『君がニートになるのも、まあいい人生経験になるかもなぁ。』とかH太に言ってたじゃん。」

「言ったっけ?。うーん。スミマセンでした。(・・・本音出すぎかなぁ。)」

「で、イマ何してるの?。」

「土日は市場がやってないからねぇ、趣味のプログラミングしてるとこ・・・だよ。」

「そう言えばアナタ、昔、誕生日に自作ゲームをプレゼントしてくれたことがあったよねぇ。パッケージデザインとか凝ったり、ゲーム音源まで作曲してくれて・・・。あの頃、(ああ、このヒトはどんだけヒマなんだろう、)って思ったっけ。」

「(それはかなり感動ポイントがずれてるような・・・。)まあ、今でも変わらないよねぇ、いろんなこと。」

「うふふ。(なんか照れてるワケ?つまり今でも、あの頃と変わらず好きだよ、って言えないのカナ?ひよっとしてかわいくデレてる・・・?)。」

「・・・あの頃とプログラミング(の基本的なスタイル)は全くかわってないよねぇ。」

「(怒!。)趣味とか暇つぶしなんて、せーぜい、テレビの深夜番組ぐらいでけっこうデス。で、何のプログラム書いてるの!?。」

「まあ、キッカケはほんのちょっとした冗談だったんだけどね・・・、H太の教育用に株の自動売買プログラムを書いてたとこ。」

「(はぁ、しょせん異世界から来たこのヒトに怒っても意味ないし・・・。)なんか、それって地味だねぇ。」

「それがね、すごく単純なアルゴリズムなんだけど、テストしてみたらやたら好成績でねぇ。笑えるかも・・・。」

「(よくわからんこと言ってるケド、いつもみたく。)はぁ?」

「昨日ね、H太に『安く買って高く売るぐらい誰でも出来るよ。』って言ったんだよ。でも初心者にはそれでもまだハードルが高いかと思ってさ、1年前からの最高値、最安値を調べて、その50%の範囲で売買するプログラムを書いてみたんだ。つまり、平均値を25%下回ったタイミングで買って、25%上回ったら売るだけ。かなりいい加減でしょ。」

「そんなんでダイジョウブなわけ?」

「意外とね・・・。それは基本的にねぇ、投機は一発大きく負けたら終わってしまうものだけど、運用というのは(勝つか負けるかじゃなく、)本質的に勝つまでやるだけ・・・のスタイルなんだ。農業みたいなもんだね、収穫を目標に働くところなんて。」

「またカブの栽培とかのギャグなん、それ?」

「アハハ。今日はH太に<おいしいカブの見分け方>とか話してみるかなぁ。結構本気にするかも。」

「アナタのそのほら吹き遺伝子はどこから来たんだろ。お義父さんはカナリ真面目な人だったみたいだし。」

「ええっ?。ほら吹きとか誰の話?。(全く身に覚えがないんだけど。)」

「H太が子供のころ、テレビCMみてて『ブルーXXX置くだけってなに?』てアナタにきいたとき、『飛騨というところの源流近くに住んでる、奥田家に代々一子相伝で伝えられた秘密の、とても青い薬品なんだ。』とかすごく熱心に説明したじゃない。カワイソウに、すっかり真に受けてH太は友達に説明して大恥をかいたんだよ!。」

「ソウイエバ・・・ソンナコトアッタカなぁ。」

「ボケたふりしてもダメ!。H太はまだ覚えてるんだから。」

「(これはヤバイ!。)うんうん。もう携帯の電池が切れそう・・・なんだ・・・。またあとでね。」


コメントを書く
コメントを投稿するには、ログイン(無料会員登録)が必要です。