lopriderさんのブログ
株の家庭教育 その5.5(ダラダラな補足・編)
登場人物:
LOP:主人公
Q美:LOPの妻。(ほぼ眠りながらとりとめのない話をすることができる。特技。)
「もしもし、おはよう。」
「ハロー、って君か!?・・・。隣の部屋から電話って、いつものことだけどさぁ、どうなんかねぇ、かなり変じゃね?」
「ダケド、なんか体が重くて動かないんだよ・・・。いろいろお菓子もらったんで、チョッと食べ過ぎたかも。ううっ・・・気持ち悪い。」
「うーん、なんかヤバイねぇ、そこまでだと・・・。ちっと自制しようね。」
「リョウカイ。でもねぇ、今日はすごくヒマだったからさ、しょうがなかったんだよ。」
「ヒマ食いかぁ・・・。でも、こないだ君がかかったお医者さんから、食事についてもなんか言われてなかった?」
「糖質制限をしなさいって言われたよ。それで体調も良くなるしスリムになるって。でも言ってるそのお医者さんもタイコバラだからねぇ、ちょっとセットクリョクがないような気がする・・・。」
「ああ・・・(うん、あれか・・・、)まあ理解したよ。でも人というものはそういうものなんだから。君だってH太に『これからワタシは寝るけど、アンタは勉強しなサイ・・・。』とか、けっこう理不尽なこと言ってるし。」
「でもアナタなんて、こないだ『君がニートになるのも、まあいい人生経験になるかもなぁ。』とかH太に言ってたじゃん。」
「言ったっけ?。うーん。スミマセンでした。(・・・本音出すぎかなぁ。)」
「で、イマ何してるの?。」
「土日は市場がやってないからねぇ、趣味のプログラミングしてるとこ・・・だよ。」
「そう言えばアナタ、昔、誕生日に自作ゲームをプレゼントしてくれたことがあったよねぇ。パッケージデザインとか凝ったり、ゲーム音源まで作曲してくれて・・・。あの頃、(ああ、このヒトはどんだけヒマなんだろう、)って思ったっけ。」
「(それはかなり感動ポイントがずれてるような・・・。)まあ、今でも変わらないよねぇ、いろんなこと。」
「うふふ。(なんか照れてるワケ?つまり今でも、あの頃と変わらず好きだよ、って言えないのカナ?ひよっとしてかわいくデレてる・・・?)。」
「・・・あの頃とプログラミング(の基本的なスタイル)は全くかわってないよねぇ。」
「(怒!。)趣味とか暇つぶしなんて、せーぜい、テレビの深夜番組ぐらいでけっこうデス。で、何のプログラム書いてるの!?。」
「まあ、キッカケはほんのちょっとした冗談だったんだけどね・・・、H太の教育用に株の自動売買プログラムを書いてたとこ。」
「(はぁ、しょせん異世界から来たこのヒトに怒っても意味ないし・・・。)なんか、それって地味だねぇ。」
「それがね、すごく単純なアルゴリズムなんだけど、テストしてみたらやたら好成績でねぇ。笑えるかも・・・。」
「(よくわからんこと言ってるケド、いつもみたく。)はぁ?」
「昨日ね、H太に『安く買って高く売るぐらい誰でも出来るよ。』って言ったんだよ。でも初心者にはそれでもまだハードルが高いかと思ってさ、1年前からの最高値、最安値を調べて、その50%の範囲で売買するプログラムを書いてみたんだ。つまり、平均値を25%下回ったタイミングで買って、25%上回ったら売るだけ。かなりいい加減でしょ。」
「そんなんでダイジョウブなわけ?」
「意外とね・・・。それは基本的にねぇ、投機は一発大きく負けたら終わってしまうものだけど、運用というのは(勝つか負けるかじゃなく、)本質的に勝つまでやるだけ・・・のスタイルなんだ。農業みたいなもんだね、収穫を目標に働くところなんて。」
「またカブの栽培とかのギャグなん、それ?」
「アハハ。今日はH太に<おいしいカブの見分け方>とか話してみるかなぁ。結構本気にするかも。」
「アナタのそのほら吹き遺伝子はどこから来たんだろ。お義父さんはカナリ真面目な人だったみたいだし。」
「ええっ?。ほら吹きとか誰の話?。(全く身に覚えがないんだけど。)」
「H太が子供のころ、テレビCMみてて『ブルーXXX置くだけってなに?』てアナタにきいたとき、『飛騨というところの源流近くに住んでる、奥田家に代々一子相伝で伝えられた秘密の、とても青い薬品なんだ。』とかすごく熱心に説明したじゃない。カワイソウに、すっかり真に受けてH太は友達に説明して大恥をかいたんだよ!。」
「ソウイエバ・・・ソンナコトアッタカなぁ。」
「ボケたふりしてもダメ!。H太はまだ覚えてるんだから。」
「(これはヤバイ!。)うんうん。もう携帯の電池が切れそう・・・なんだ・・・。またあとでね。」