優利加さんのブログ

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昨日の反発の勢いをほぼ打ち消す形

昨日の米国株式相場は大幅反発した(DJIA +187.08 @23,458.36, NASDAQ +87.08 @6,793.29)。ドル円為替レートは112円台半ばの円高方向での動きだった。本日の日本株全般は高安まちまちとなった。東証1部では、上昇銘柄数が1,005に対して、下落銘柄数は950となった。騰落レシオは105.29%。東証1部の売買代金は3兆5245億円。

TOPIX +2 @1,764
日経平均 +46円 @22,397円

前場では日経平均の上げ幅が一時、前日比400円超に達しザラ場で1週間ぶりに2万2700円台に乗せたたが、円高・ドル安が進むと利益確定目的の売りが増えて失速し始めた。相場の変動率上昇を警戒した投資家が買いを手控えたこともあり、後場には下げに転じる場面もあった。日経平均の日中の高値と安値の差は438円と大きかった。ひげの部分を無視してローソク足の実体部分だけを見ると、昨日の陽線に対して本日の陰線がほぼぶつかるような「出会い線」となっており、昨日の反発の勢いをほぼ打ち消す形となった。

東京証券取引所が11月17日発表した11月2週(6~10日)の投資部門別の売買高動向では、海外投資家は670億円の買い越しだった。ひょっとして売越しに転じたのではないかと思っていたが、海外勢の買い意欲は続いていた。http://www.traders.co.jp/domestic_stocks/stocks_data/investment_3/investment_3.asp

超低金利が異常なくらい長引き、銀行は構造不況業種となっている。PER=9.97、PBR=0.35である。
https://www.morningstar.co.jp/RankingWeb/SectorTable.do
銀行の本業である貸出金利の低下だけでなく、債券ビジネスも不振が続いている。日本をはじめ先進国で長期化する低金利により、世界の債券取引が非常に細ってしまった。金融不安が高まっているわけでもないのに、業種別東証株価指数で「銀行」の時価総額が全体に占める比率は約7%(2003年のりそな実質国有化以来の水準)しかない。しかし、ピンチはチャンスでもある。いつか必ず金利が上昇し始める時がやってくる。その時には銀行株は猛烈な勢いで駆け上がることだろう。ただ、その時はまだ当分先のことだろう。

33業種中18業種が上げた。上昇率トップ5は、ゴム製品(1位)、金属製品(2位)、保険(3位)、空運(4位)、精密機器(5位)。

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