優利加さんのブログ

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好業績への期待が先行し過ぎか?

先週金曜日の米国株式相場は上げた(DJIA +33.33 @23,434.19, NASDAQ +144.49 @6,701.26)。ドル円為替レートは113円台後半での動きだった。本日の日本株全般は上げる銘柄の方がやや多かった。東証1部では、上昇銘柄数が1,076に対して、下落銘柄数は863となった。騰落レシオは130.07%。東証1部の売買代金は4兆373億円へ膨らんだ。これは2016年2月12日以来、1年8カ月ぶりの大きさである。取引終了間際にTOPIXの浮動株比率変更に伴う売買が膨らんだことが要因である。

TOPIX ±0 @1,771
日経平均 +3円 @22,012円

TOPIXも日経平均も前日比ほぼ変わらずで伸び悩んだ。前場は海外の機関投資家が主導するとみられる売りにより下げる場面もあった。先週24日までの16連騰などで日本株は過熱感が出ており、高値警戒されている。日経平均は10月27日まで7週連続で上昇し、米大統領選をきっかけとした2016年11~12月の「トランプラリー」の連続記録に並んだ。今回の上昇幅は2733円に達し、当時の2522円を上回る。中国共産党大会が終わり、同国の経済の先行き不透明感から中国の長期金利が急伸したことで、中国・上海株安となった。来期は円安による業績押し上げ効果が今期対比では薄れそうなため、また、歴史的な人手不足のなかで人件費上昇も予想されることから、日本企業の来期業績への懸念が一部で浮上してきて、株価の上値を抑える要因となっている。株式市場では好業績への期待が先行し過ぎたため、すでに2017年4~9月期の決算を発表した企業のなかには、大幅増益だったにもかかわらず市場予想には届かず株価が下落するケースが目立ってきた。

本日までにほとんどの銘柄は売り切ったが、まだN株を含め数銘柄残っている。T株は8月初旬高値と面合わせとなったので、今日売り切った。

33業種中18業種が下げた。下落率トップ5は、精密機器(1位)、医薬品(2位)、証券(3位)、鉄鋼(4位)、小売り(5位)となった。


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