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三井物産 新中期経営計画
今日は値騰がりしましたが、ウケが悪い三井物産の新中期経営計画を改めて見ます。
三井物産 6ヶ月チャート ↓ クリックで拡大
5/10に発表した新中期経営計画は、事前の期待で持ち上がった株価を完全に消しました。
三井物産 3年前6ヶ月チャート ↓ クリックで拡大
5/8に発表した新中期経営計画は、翌営業日に投資判断が分かれて大きく値動きしましたが、その後は概ね市場に評価されました。
2014/5/8Challenge & Innovation for 2020←オンデマンド配信リンク
成長投資と株主還元の両立を目指す
新中期経営計画の柱に初めて盛り込まれました。
創業以来一貫して規模の拡大に進んでいましたが、成長の限界を資産15兆円と見込み、資本効率の向上にも目を向ける方向に舵を切ります。
すなわち、100年の成長期から、いよいよ収穫期に移行を宣言しました。
5/10Driving Value Creation←オンデマンド配信リンク
3年前の中期経営計画に比べると酷い劣化です。
3年前に2020年を到達点に据えていましたが、それから3年で貯金した分で、残り3年は楽したいという感じです。
基本線は3年前の踏襲ですが、2020年の到達点も曖昧になってしまい、なんだか残念です。
全体として、事業計画というより、三井物産の自慢話という印象です。
投資方針
株主還元の位置付けが3年前から後退しましたが、それでも高配当を継続して期待できます。
しかし、特に強みがあるとは思えない医療やIoTに投資する中期経営計画には違和感が有ります。
買増しはせず、高値では売却を視野に入れておきます。
保有株式の状況2017.6.2 ↓ クリックで拡大
トランプ相場で売却を進めた結果、三井物産は保有銘柄の中では第6位の時価に繰り上がりました。
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関連銘柄:
三井物産(8031) -
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夢想人 さん コメントありがとうございます。
なんだかんだ言って、石油の三井物産、石炭の三菱商事です。
エネルギー市況が総合商社大手の業績に直結します。
脱エネルギーは無理ですが、収益の柱をエネルギーの他に育てる必要が有ります。
その点で、三菱商事の生活産業は成功しつつありますが、三井物産は金属に傾注して収益が市況で乱高下するようになりました。
三井物産はその結果、スイング取引に向く銘柄です。
個人的には、長期投資の対象銘柄が欲しいので、三井物産から三菱商事に乗り換えたいと考えています。