優利加さんのブログ

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「ダブルトップ」に続き「2点天井」も形成するか?

昨日の米国株式相場は小幅反落した(DJIA -27.40 @19,799.80, NASDAQ -2.39 @5,52.94)。ドル円為替レートは112円台後半の円高方向へ動いた。本日の日本株全般は続落した。東証1部では上昇銘柄数が802に対して、下落銘柄数は1,084となった。騰落レシオは92.29%。東証1部の売買代金は2兆2757億円。

TOPIX -8 @1,506
日経平均 -103円 @18,788円

TOPIXも日経平均も続落した。もし、1月18日安値を割り込むと、先の12月21日高値と1月5日高値による「ダブルトップ」に続き、今度は1月5日高値と1月20日高値による「2点天井」を形成することになり、ますます上値が重くなる。株価は25日及び10日移動平均線の下に沈み込み、株価サイクルはすでに④(反落を試す)になっていることに注意する必要がある。株価は、まずチャート、次に業績見通し推移、株価材料、そしてテーマを理解しながら考えることが肝要だ。

米国の保護主義的政策や企業活動への介入の警戒が強まり、円相場が一時1ドル=112円台半ばに上昇し、自動車株や医薬品株の一部が売られた。米金利上昇を材料視して買われていた金融株に売りが出たことも指数を押し下げた。他方、電子部品関連など今後の堅調な業績の伸びが見込める銘柄には押し目買いが入った。日本経済新聞が月24日付け朝刊で「電子部品大手6社の受注は2016年10~12月期に5四半期ぶりにプラスに転じた」と報じたことが材料視された。中国メーカーのスマートフォン向けや自動車向けがけん引する形での業績回復期待が広がった。しかし、円安の恩恵を受けるはずの自動車株はトランプ米大統領の言動に敏感に振り回され、好業績でも買い進められない状況が続いている。

33業種中27業種が下げた。下落率トップ5は、銀行(1位)、電気・ガス(2位)、保険(3位)、鉱業(4位)、証券(5位)となった。


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