まはいさんのブログ
コンビニエンスストア 業界再成長
コンビニエンスストア業界は、ひところ飽和したと言われていましたが、現下は右肩上がりの再成長を続けています。
8/14の日記でホームセンター業界を分析しましたが、それとは全く異なるブルーオーシャン市場です。
コンビニエンスストア業界推移 ↓ クリックで拡大
<縦軸>左:売上高(億円) 右:店舗数(軒)
出典:日本フランチャイズチェーン協会←リンク
統計データをダウンロードして加工します。年度は暦年です。
2011年からコンビニエンスストア業界は再成長しています。
コンビニエンスストア店舗あたり売上推移 ↓ クリックで拡大
<縦軸>売上高(億円)
ミクロ視点で店舗あたりにデータを加工します。
波はありますが、店舗あたり売上高は維持されており、市場飽和を示していません。
数年おきに店舗あたり売上が増えていますが、その説明は日本フランチャイズチェーン協会によると次のとおりです。
2008年度 taspo導入によるたばこ対面販売の増加
2011年度 たばこ値上げ
2015年度 淹れたてコーヒー導入
つまり、店舗あたり売上高は、基調は右肩下がりですが、数年おきに何らかの影響で増えるので、長期的には右肩上がりということらしいです。
社会インフラ認識
マクロ視点で最初のグラフを説明すると、2011年の東日本大震災でコンビニが社会インフラ認識され、行政の保護のもと出店拡大したそうです。
この2011年以降の大量出店で店舗あたり売上が落ちていないところが、行政のバックアップの賜物です。
セブン-イレブン 独り勝ち
コンビニエンスストア業界が再成長期にあることは間違いないのですが、行政の保護を受けるようになった2011年震災以降は、不思議なことにセブン-イレブン独り勝ちで、総売上でも店舗あたり売上でも、2位ローソン以下と差を拡げています。
行政は地域の従来型店舗を優遇
セブン-イレブン独り勝ちの原因は、行政がセブン-イレブン贔屓だったからではなく、地域の社会インフラとして行政が従来型店舗を優遇する波にセブン-イレブンが上手く乗っているからのようです。
新業態「ナチュラルローソン」などを行政が支援するはずもないです。
ちなみに北海道地区ではセイコーマートが行政の支援を受けて独り勝ちです。
投資方針
セブン-イレブン ジャパンが上場していた頃なら、迷わず投資するところです。
しかし、残念ながら今は余計なヨーカドーと抱き合せなのでパスです。
2位ローソン以下は、コンビニエンスストア業界の再成長に乗れていないので投資対象外です。
今日の分析は、日を改めて分析するドラッグストア業界の前振り下調べといったところです。
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関連銘柄:
セブン&アイ(3382) ローソン(2651) -
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家の近くはローソンだらけです^^;
職場にセブンイレブンが入っているので、
平日はセブン、休みの日はセーコーマートとローソンです。
毎日コンビニを利用しています(笑)
私は、毎日タバコを買いに行きます。
ドミナント出店が基本だから、特定のコンビニに地域を固められることはあるあるです。