まはいさんのブログ
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任天堂 Pokémon GO 業績上方修正
Pokémon GO が日本で配信開始となり任天堂が業績見通しを上方修正しました。
7/22『Pokémon GO』の配信による当社の連結業績予想への影響←IRリンク
限定的で織込み済みという、あまり見掛けないIRなので東証開示ルールを調べましたが、"市場期待に起因する業績予想の適時開示の要件"に該当する開示と思われます。
「市場が期待しているから開示しろ」という開示ルールです。
任天堂 1年チャート ↓ クリックで拡大
先週買えば良かったと後悔しています。
しかし、先週の分析ではここまでの盛り上がりは全く予想できなかったから、例え買っていても値鞘は取れなかったと思います。
Pokémon GO←公式サイト・リンク
ダウンロードしようと思ったら、Android のバージョンが低くて出来ませんでした。
スマホを買い換えないと駄目です。
ソフトバンク傘下で携帯端末卸のブライトスターで桁違いにスマホと携帯バッテリーが売れているのはこのせいかと推測します。
Niantic, Inc.←HPリンク
"Pokémon GO"の発売元は任天堂ではなく Niantic です。
ポケモンのゲーム開発はほぼ全て任天堂が元請けですが、"Pokémon GO"は違います。
この点が引っ掛かって先週任天堂への投資を見合わせました。
利益配分なし
ポケモン(株式会社ポケモン)と Niantic が巨額の利益を得ることは間違いありません。
7/22のIRで明らかになったことは、任天堂は"Pokémon GO"に資本以外は関与していないということです。
また、ポケモンは任天堂の持分法適用会社(32%)に過ぎず、 Niantic は持分法適用会社ですらないことがIRで確認されました。
任天堂の株主には、持分法で計算上の利益しかもたらされません。
投資判断
「良く解らないので投資しない」ことにしていましたが、7/22のIRで良く解りました。
"Pokémon GO"は限定的とはいえ任天堂にそこそこ利益をもたらすし、少なくともマイナス影響は有りません。
単元あたり投資額が小さければ投資したいところです。
しかし任天堂は値嵩株なので、200万円越えの投資は身の丈を超えているので諦めます。
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関連銘柄:
任天堂(7974) ソフトバンクグループ(9984) -
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こんばんは。
この要件は、知りませんでした。
会社にも問い合わせが、相当あったので、IRリリースしたのかもしれませんね。
ところで、開示内容ですが、
「現時点では、当業績予想の修正は行いません。」
なので、「現時点では」上方修正ではないのでは?
(将来は、わからない、という意味で修正期待ありですが)
上方修正だとすると、じゃあ、どのくらい影響があるのかという
金額影響を算定・開示しなければならないと思いますが、
このIRでは、出てないですし...
夢想人 さん コメントありがとうございます。
珍しい開示なので開示ルールを調べました。
不要な開示をすると逆にペナルティを食らうので、任天堂が何をしたかったのかを知りたかったです。
まず、否定の開示「業績への影響は軽微であります。」ではありません。
すると、業績予想の修正の開示に該当します。
「現時点では、当業績予想の修正は行いません。」と書いていますが、これは動向を見極めて、「時間をおいて業績予想の修正を開示します」という適時開示になります。
配信開始という重要な時期が、適時に該当するということで良いと考えます。
その他の重要な事項の開示に該当するかとも思ったのですが、その他の重要な事項の開示では業績に触れたり示唆してはいけないので、違うと思います。
以上より、いずれ数値が入った業績予想上方修正がなされる可能性は高いと見立てています。
おはようございます。
ブログタイトルの上方修正は、上方修正期待という意味だったのですね。
それなら納得です。
ADR下げてますが、このIRの影響でしょう。
近日でてくる決算には入ってこないでしょうが、その次の決算発表までに
何らかの上方修正が入っても不思議ではないと、読み取りました。
話は変わりますが、私もアンドロイドのバージョンが低くて、
ポケモンGOをダウンロードするにはスマホの買い替えが必要そうです。
買い替え需要は相当出てきそうですね。
夢想人 さん コメントありがとうございます。
ブログタイトルは不適切かも知れませんが、もととなった任天堂のIRが東証開示ルールに照らして珍しい事例なのでご容赦ください。
さて、私にとっては、"Pokémon GO"から任天堂に何らかの直接的なフィーが発生すると考えていたので、7/22のIRでそれが全く無いことが解り、極めてネガティブサプライズです。
先週は"Pokémon GO"から任天堂への直接フィーが多くなさそうと考えて投資を見送りました。
しかし、その後に株価が高騰したので、自分が知らないだけで任天堂への直接フィーは相当なものなのかと疑っていました。
それが、直接フィーが全く無いとは当初の予想すら下回るので、むしろ正直な任天堂へ敬意すら感じます。