morioteruoさんのブログ

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投資顧問3万円情報8871ゴールドクレスト

8871 ゴールドクレスト
大型案件で期ズレ
今期も収益拡大
追加緩和の思惑も
首都圏地盤の分譲マンションの中堅企業。クレストシリーズや首都圏のタワーマンション多数を分譲。少人数での効率経営に特色。経営者の相場観が的中しつづけで、過去に低価格で仕入れた事業用地を潤沢に保有する一方、余裕のある現金については手をつけず温存、リーマンショック時の金融停滞期を勝ち残り、残存者メリット享受。好財務体質を誇る。
15年3月期の本決算は、引渡しを予定していた大型物件(新川崎マンション)に期ズレが生じたため、下方修正を余儀なくされた。
その反動もあって5月12日に発表した前期(16年3月期)の本決算は、大幅増収・増益の好決算になった。
売上高300億円(前期比+52.8%)、営業利益68.7億円(+102.8%)、経常利益63.2億円(+132.6%)、純利益42.2億円(+110.4%)、1株当たり純利益118.5円実績だった。
これを受けて、13日の市場で前日比+246円=上昇率+15.4%(12日終値1591円→13日終値1837円)と高く買われていた。
前期の本決算は、新川崎マンション(3000戸)の第1期販売の期ズレが収載されることで、早い段階からポジティブな内容になると見られていた。
また会社側は4月20日の段階で計画を上方修正、その内容に沿った業績着地になった。
株価が大きく伸長したのは、ひきつづき収益物件の都心タワーマンション、新川崎マンションが低簿価物件(開発用の事業用地を過去に低価格で仕入れてきた)として業績に寄与するため、建設労務費などの高止まり、資材高などから単価が上昇することで、マンション市場が縮小する可能性のなかでも、同社は成長持続をつづけるとの期待感があること。
同社の今期(17年3月期)計画は意欲的な数値で、売上高380億円(前期比+26.3%)、営業利益94億円(+36.8%)、経常利益90億円(+42.3%)、純利益56億円(+32.5%)、1株当たり純利益157.0円見込みとする。
この利益水準であれば、2280円付近の高評価が期待できる。6月に日銀・金融政策決定会合で、マイナス金利政策拡大の追加緩和策を決める期待なども、金利敏感セクターの同社には株価押し上げ要因になると期待している。
なお同社の自己資本比率は16年3月末時点で57.3%に。不動産ディベロッパーとしては異例の好財務体質と好感できる。業界大手と言われる会社でも20%台、中には20%を切るような会社もあり、安定ラインの40%を越す会社は業界内では稀有となる。今期年間40円配当→42円配計画と増配を目指す点も評価できる。
買いメドは1810円程度まで。想定の取り組み期間は3-4週間程度。想定目標株価@2280円付近への高評価を期待する。
一方、損切りについては1500円割り込みでリスク許容に応じて要検討と考える。
なお、取得株価、想定目標株価、損切りラインなどは、あくまでも参考値としての目安記載であり、投資家個々にリスク許容度などトレードの感覚は異なるため、ご自身の取引ルールやご判断を優先することが大切になる。
(18日終値@1765円に対する目標株価の想定上昇率+29.1%前後。)
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