はるるっぴさんのブログ
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1998年のLTCMの破綻から学ぶ
LTCMの破綻は、有名な歴史的な事件です。
証券会社の営業員さんも知っていると思います。
投資をしていて、LTCMの事件を知らない人は、
勉強されたらよいでしょう。
知っている投資家は、「ふん」と思われるでしょうが、
簡単に書いてみましょう。
今回のサブプライムの危機を知るうえでの、必学です。
LTCMの破綻(1998年)
簡単に言ってしまえば、
システムエラーが大事件になりました。
LTCMは、ノーベル経済学賞を受賞したような人も
所属していたので、
ドリーム・チームと言われた。
(^_^)
LTCMは、新しいロボット(新型ターミネーターのイメージ)を作った。
世界で始めて債券にシステムを導入した。
年率40%儲かった。
しかし、1998年ロシア危機が、発生した。
ロシアの危機で、ロシアの債券が暴落したので、
ロボットはチャンスと判断した。
ロシア債券買いの大ポジションを取った。
しかし、ロシアは、もっとだめになった。
そして、デフォルトした。
アウトです。
ロボットは、チャンスととらえたのに、
ポジションが、さらにひらいた。
ロボットは、
エラー!!
エラー!!
暴れだした。
ロボットは、破壊された。
ターミネーターを倒した。
めだたし、めだたし~
(^^♪
では、なかった。
ここからが、重要です。
LTCMの元手は、45億ドル。
950億ドル金借りて
その1000億ドルをさらにデリバティブで
膨らまして運用していた。
さらに、多くの金融機関が、
ドリーム・チームが、負けるわけないと思って
自分も同じポジションをもっていた。
多くのプロが、得意とする横並び運用である。
しかし、
パニック売りになった。
LTCMにお金を貸している人も困った。
デリバティブの相手方の金融機関も困った。
横並びファンドも困った。
(~_~;)
FRBのグリーンスパン議長は、
LTCMを集中治療室に送った。
FRBは、輸血した。(金融緩和をした。)
当時の金融機関に、お金を出させた。
今回のベアスターンズと同じである。
ただ、今回の証券化商品は、複雑すぎるので、
手術は、かなり時間が、かかるかもしれない。
世界中の優秀な医者が集まっている。
今回の政策当局も時間かせぎをしている。
歴史を勉強すれば、わかる。
投資家にとって歴史は、重要だと思う。
しかし、
歴史を勉強しないのが、投資家だ。
(>_<)
~ウォーレン・バフェット氏のお言葉
FRBは、この事件で
1998年9月から
3ヶ月で3回も利下げした。
そして
それが、ITバブルにつながった
それから、ITバブルが崩壊した。
FRBは、懸命に利下げした。
そして、それが、住宅バブルにつながった。
それが、また崩壊した。
歴史は、繰り返している。
おしまいです。
余談
今回のサブプライム危機は、かなり問題が、複雑です。
高度な金融工学を使っているので、
難しすぎてさっぱりわかりません。
わからないということを、わかればよいでしょう。(重要)
私事ですが、来月から部署が変わって忙しくなるので、
毎日書いてきた日記は減らします。
ご連絡まで。
ここまでは、知りませんでした。
勉強になりました。