まはいさんのブログ

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北海道瓦斯 大震災の余波 ガス田枯渇

大震災から5年になります。
倒産寸前の甚大な被害を被りながら、その被害を証明できない残念な北海道瓦斯です。

勇払ガス田枯渇
東日本大震災から減産傾向にあった勇払ガス田が、2012年12月に枯渇しました。
札幌市のガス需要の向こう30年分の埋蔵量と評価されていた勇払ガス田が枯渇した原因は「不明」とされています。
枯渇の原因は東日本大震災より他に考えられません。しかし、地下深くで何が起きたのかを証明することはできないのでしょう。
勇払ガス田は石油資源開発の所有ですが、石油資源開発よりも北海道瓦斯のほうが甚大な影響を受けました。
もともと北海道瓦斯は勇払ガス田からの供給だけの会社でした。LNG輸入で規模拡大を計画していて、勇払ガス田が枯渇する1ヶ月前にLNG基地が稼働したのが命拾いでした。
もしLNGを手掛けていなかったら、転換社債を償還できずに倒産していました。

大震災の余波 ↓ クリックで拡大

勇払ガス田の枯渇により、これまで仕入先だった石油資源開発が逆に大得意先になりました。
大震災後の売上増加は、枯渇した勇払ガス田に代わって北海道瓦斯がLNG輸入販売をしているからです。
しかし、地産地消から輸入に切り替えたため、売上は伸びる一方で営業利益は大震災前の4割減です。

LNG基地稼働

2012年11月30日より、石狩湾新港のLNG基地が稼働しました。
その1ヶ月後に勇払油田が枯渇したので、奇跡的にガス供給に支障が出ませんでした。

第2タンク建設

第2タンクはほぼ完成し、第3タンク建設に取り掛かっています。

都市ガス自由化
電力自由化に1年遅れ、来年は都市ガスが自由化されます。

株主優待←リンク
北海道物産を8品から1品選べます。
大震災後に最も株価を引揚げた要因は株主優待の新設でした。

投資方針
勇払ガス田枯渇で、石油資源開発ともども北海道瓦斯も持株を売却しました。
心配したとおり業績は低迷し、回復の見込みもありません。
その一方で、株主優待の新設で株価は持ち上がりました。
1年後には都市ガス自由化が控えています。
北海道瓦斯は北国で生活していく上で生命線を預けている企業なので株主になりたいのですが、損得抜きに株主になる余裕もないため、悩ましいところです。
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2件のコメントがあります
  • イメージ
    まはいさん
    2016/3/14 23:48

    dendenmusi さん こんばんは


    石狩湾新港にLNG基地を建設し掛かっていなければ、勇払ガス田の枯渇とともに札幌の都市ガスは止まるところでした。


    今年の4月は電力自由化、来年の4月は都市ガス自由化です。

    札幌は変わらないと思います。

    おそらく、苫小牧ガス、岩見沢ガス、帯広ガス、室蘭ガスの4社は北ガスに攻め込まれることになると思います。

    数年後には北ガスに統合されて、自前でガス田を持っている長万部町営ガスしか残らないかも知れません。

  • イメージ
    dendenmusiさん
    2016/3/14 22:48

    こんばんは


    LNGタンクは近くで見たことあります

    もう第3タンクに取り掛かっているんですね

    あの辺りはすっかり工業団地


    勇払ガスの件は

    ガス暖房を使用している割には関心がなく知りませんでした

    ガスも自由化なんですか?