yuhsanさんのブログ
電子書籍は「本」?「ホームページ」?
電子書籍は、コストがかからないため、私のような作家志望者にとってはありがたい制度です。でも、せっかく出版しても、本として扱ってくれないところが多いのが現状です。
最大の問題点としは、大学の図書室で見られないことです。ずっと以前に出した本は、学校とは関係ない本でしたが、それでも先輩の出した本ということで受け付けてくれ、現在でも学校の図書室の蔵書になっています。
ところが今回出版した本は、ある意味では学校にも関係ある本ですが、受け付けはおろか、閲覧の場所すらありません。最近では大学の教授までが、自分の研究成果を電子出版にしていると聞いていますが、学生たちはどうしているのでしょうか。自費出版でもいいから、紙の本にしろといっているようです。
電子書籍のいいところは、コストだけではありません。紙の本にない特徴もあります。
その最大なものは、出版後の編集が容易だということです。これは逆に、電子書籍本の欠点になっていますが……。
出版後の編集ができるということは、コストも掛からないこともあって、お手軽に出版されてしまいます。早い話が、新聞の一部をコピペして、人目を引く写真と大げさな題名を付けて出版すれば、買う人もいるかもしれません。また、一度出版した本の中身が、いつのまにか「エ●本」にすることもできます。
もともと、電子出版物は「PCで作られたファイル」で、形はPCの中にしか存在しないのです。紙の本とは本質的に違うものです。ある意味、ホームページやブログ、ツイッターのようなSNSの延長とも取れないわけではありません。
でも私は「本」だと思っています。単なる情報伝達手段ではなく、作家の責任と、何かを伝え残したいという願いが込められています。
このような出版文化の違いを、出版社もやきもきしながら眺めています。世に出版社はたくさんあり、大手は電子書籍の出版も手掛けています。でも出版の壁は、以前より厳しくなって、無名の作家の本を出版してくれる出版社は皆無です。作家として「本にする夢」は、高額な自費出版か、電子書籍しかありません。そうなると、作品が、ブログ集やホームページでないことを実証しなくてはなりません。
幸いにも、アマゾン社の出版物は、この願いを助けてくれます。アマゾン社は、アメリカでの経験を生かした、目下のところ信頼できる唯一の電子書籍出版社です。日本の出版社は、楽天をはじめソニーも電子書籍を手掛けていますが、セルフパブリッシングはやっていません。莫大なコストと経験がないところから、出版しても採算に合わないと読んでいるようです。
アマゾンのキンドルに出版依頼をするときには、まず第一に電子書籍としてのファイルが、規格に合致していなくてはなりません。表紙をJPEGにして、本文をEPUBにするわけですが、これで大抵の人はあきらめてしまいます。原稿の校正、表紙の作成など、やってみると分かりますが意外と大変です。
作品が出来上がっても、版権やロイヤルティの支払い、本人確認のためのアカウントの作成と、面倒な手続きがあります。ここまで1週間ほどかかります。
アカウントが出来上がると、いよいよ作品の登録となりますが、登録の審査に2日間ほど要します。審査方法は分かりませんが、この間に作品の内容や、新聞の切り抜き版でないかの確認をしているものと思います。
作品が登録してキンドルストアに並べられても、販促などは一切やってくれません。全然売れない本も多くあります。「ただ」の本は受け付けてくれません。1日に100冊?も出版しているのですから、放置すれば、すぐ他の本に埋もれてしまします。
編集は、出版した当日からやろうと思えばできます。その部分だけの編集はできませんから、ファイルは初めからやり直しです。ある程度の技術を身につけていないと簡単ではありません。
修正版をアプロードしても、すぐに訂正加筆版にはなりません。おそらく、どの部分が訂正になったか、「コピペ防止アプリ」を使って調べているものと思われます。訂正が合理的な範囲であれば、翌日には修正版がキンドルに並べられます。
その際、修正以前に購入した書籍の購入者に対しては、作者から訂正箇所を申請した場合、4週間以内に、(以下アマゾンからの回答をそのまま掲載します)
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1) コンテンツに対して大幅な品質上の修正が行われたと見なされる場合には、その本を所有するすべての読者に、修正があったことをメールでお知らせします。読者は Amazon.co.jp の「コンテンツと端末の管理」ページで修正版を受け取ることができます。
2) コンテンツに対してわずかな品質上の修正が行われたと見なされる場合
読者へのメール通知は行いませんが、読者は Amazon.co.jp の「コンテンツと端末の管理」ページで本のコンテンツを更新できます。
~~~~~
とあります。
私としては訂正個所を申請するつもりでいますが、4週間もかかったのでは、あまり役に立ちそうもありません。
そこで、6日までに購入された読者の方で、訂正本をご希望の方は、私のみんかぶ「マイページ」あてに、メールしていただければ、
4-12 日立と東芝の株価
4-13 新年のテーマ業種
の部分をコピーしてメールでお送りいたします。ほかの部分も変えていますが、第4章(相場編)の上記部分が最大の追加点です。文字数4,747字でA4で5ページほどです。
7日以降に購入された方は、4-13 新年のテーマ業種の冒頭部分の安値(17,000円割れ)の部分を除き、訂正版となっていますのでその必要はありません。今回の出版に当たっては、ちょうど相場が大きく動いた時期のため、加筆訂正部分が多くなって誠に申し訳ありません。事情ご理解いただきますよう。
もう一つ。本のページの下のほうにある「カスタマーレビュー」欄は、購入者の感想を5段階で表示し、合わせて感想文の書き込みができるようになっています。ある意味では作品の評価となる大切な事項ですが、以前この欄でも紹介したような酷評が載せられることがあります。その場合を含めて、本人からは感想も訂正加筆も一切できません。親戚友人などに頼みこんでも、関係者であると分かれば、レビューは受け付けてくれません。
このように書籍の内容審査は、かなり厳密にやられているようですが、それでもジャンク本の出版は後を絶ちません。本の一部を無料で閲覧できる「立ち読み」はありますが、最後は作者を見て、判断していただくより方法がありません。
最後になりましたが、今回私がアマゾンより出版した本は、想定より多くの方に購入していただきました。皆様方の温かいご声援に厚く感謝しています。
「波乗り投資法2016年版」には、最新のエッセイを相当数加えています。特に第4部の相場編には、昨年の相場の総括と、今年度の見通し、この下げに当たってのポートフォリオの見直し、そのための新年のテーマ業種など、従来やっていなかった銘柄解説も加え修正しました。
この下げを当てたとまではいいませんが、下げの性格と対策については、何かのヒントになるものと考えています。
これからも、絶えず新しい情報を、私なりに解釈して、できるだけ良い本を後世に残すつもりでおります。重ねて、皆様のご声援に深く感謝しています。
にゃん7さん
おはようございます
もとはといえば、間違えた私が悪いのです。
東芝は、買ってはダメというよりは、私の存命中にいい会社になるかなというお話です。
株はやめなければ、必ずいいところが来ます。
お互いに頑張りましょう。
東芝を買ってはダメだと言う話なんですね。
小さな子供と外出中に、スマホで斜め読みしたので読み間違えしました。
すみませんでした。
私は年末から現金化を推奨しました。
昨年に東芝みたいな企業を買っている方は、助からないと思います。
日経は17000円割れるかもしれませんね。
メインテーマのフィンテックなど、逆行高銘柄もありますが。
おはようございます
どうも人違いをしたようで、誠に申し訳ございません。
ほかの方でも、間違っておられるようでしたら、そのまま破棄してください。
重ねてお詫びいたします。
私は書籍を購入していませんが、長いメッセージを頂いたので、人違いだと思います。
読みましたが、私の考え方とは全然違いますね(^^;
含み損を抱えるだけかな、と思いました。
思惑さん
こんにちは
コメントありがとうございます。
紙の本には、骨とう品としての値打ちが出るのですね……。
う~~ん。
いくら頑張っても、電子書籍にはそんな価値は出てきません。
コメントありがとうございました。
こんにちは、yuhsanさん。
私も株式関係の書籍のうち後世に残した方がいいと思うものを、電子書籍化したいと考えています。
日本で発行されている、株式関係の本でロングセラーは木左森吉太郎著の「株式罫線の使い方見方」昭和44年刊(現行の新版は1984年10月刊)でしょうか?
http://www.amazon.co.jp/%E6%9C%AC-%E6%9C%A8%E4%BD%90%E6%A3%AE-%E5%90%89%E5%A4%AA%E9%83%8E/s?ie=UTF8&page=1&rh=n%3A465392%2Cp_27%3A%E6%9C%A8%E4%BD%90%E6%A3%AE%20%E5%90%89%E5%A4%AA%E9%83%8E
1995年頃にインターネットの株式ホームページで有名になった人は、有料メルマガをやっています。
yuhsanさんもこのタイプに属するのかと思います。
私の場合は、すばらしい株式評論家の人たちが書いた後世に残すべき文章を細く長く伝える手段として電子書籍を選びました。
古本になれば、この手の本は3万円程度の値がついてしまいます。
このような書籍を電子化し気軽に読み継がれるようにしていきたいと考えています。
話はまた変わりまして、電子書籍を自作しておられるようですが、現在の世の中はフリーランスの方を利用して自分は原稿だけを作成すればよいのではないかと思います。
http://www.lancers.jp/landing_page/client?utm_source=yahoo&utm_medium=cpc&utm_campaign=yahoo_camp_001&ad_campaign=yahoo_UD001_PC
私は下記の方に、ゴルフ場のホームページを4万円以内で作成してもらいました。
http://for-someone.com/greeting/
おちゃちゃさん
こんにちは
勇気づけられるコメントありがとうございました。
電子書籍は、いいところがいっぱいあるのですが、悪い点ばかりが強調されて、がっかりすることが多かったのですが……。
株と同じで、やってみないと、良しあしが分かりません。
おちゃちゃさんのコメントで、今までの苦労が報われた感じです。
ありがとうございました。
おはようございます
そういうシステムなんですね
どんどん、加筆して、更新してたら、yhsunさんの商売も
上がったりですね(^^;)
昨日、途中まで読んだんですが
ちょっと飛ばして4章から読んでみようかな(^^;)
調子のいいこと書きながら、こないだまで購入できず
お恥ずかしい話で
理由は、端末機が有料だとずっと思ってて、
電子書籍を読むより普通の本を読む方が好きなので
使うかなぁってずっと思ってためらってました
今回、再度調べたら無料でダウンロードでき、
寝転びながらスマホでサクサク読める快適さを発見
新しい扉を開けさせていただいて感謝・感謝です
しかし、安い・・・
そして、本の保管に場所をとらないのがいいですね(ゝ。∂)