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2124 ジェイエイシーリクルートメント
ジェイエイシーリクルートメントは外資、海外転職に特に強みをもった総合転職エージェント(人材紹介会社)。1988年3月に設立され、2009年にジェイエイシージャパンから株式会社ジェイエイシーリクルートメントに社名を変更。日本国外のジェイエイシーリクルートメントグループの企業と業務提携を行っており、そのネットワークは、イギリス、シンガポール、マレーシア、インドネシア、タイ、中国に広がっている。ホワイトカラーの人材紹介事業者として、上場企業のなかでナンバー1の売上高を維持している。
業績、月次動向が良好なのに比較して株価評価はかなり控え目で、直近の下値圏に出遅れている。
10月中旬頃にも市場の話題になっていたが、人材サービスの2462ジェイコムホールディングスが業績予想を上方修正、株価は一時S高するなど高値に買われて年初来高値を更新。3654ヒト・コミュニケーションズも増益見通しが好感される一方で、ネットで求人情報を手掛ける2379ディップ、派遣大手2168パソナグループにいたっては現状でも下値模索状態と、人材派遣関連の株価は明暗が分かれている。売られていたディップ(今日は値上がり上位に躍進の株価急騰、前日比+10.8%)、パソナグループも業績はどちらかといえば良好、ディップは過去最高益、パソナグループも順調拡大中、買いに不安感はないが株式分割など、需給面に売られた要因があったのかもしれない。
これらからは、ジェイエイシーリクルートメントは株価の動きに関してはディップ、パソナグループ側に属する銘柄。同じく業績は良好、しかしなぜか株価評価が上がってこないという不思議。
しかも物色圏外かというと、好業績を手がかりにディップのように株価急進の局面も見せる。その意味では要・注意銘柄の位置づけだろう。
ジェイエイシーリクルートメントの月次動向は、直近3ヵ月の7月~9月の第3四半期の実態が優秀。
7月=売上高10.4億円(前年同月比+24.0%)、売上総利益10.1億円(+24.2%)
8月=売上高9.2億円(前年同月比+24.6%)、売上総利益9.0億円(+24.3%)
9月=売上高9.5億円(前年同月比+22.8%)、売上総利益9.3億円(+21.4%)
これらは新年度の4月=売上高11.0億円(前年同月比+35.3%)、売上総利益10.7億円(+34.1%)に次ぐ、高い水準で例年低迷傾向の第4四半期の動向が余程落ち込まない限り、会社想定の通期業績を上振れしてくる。
10月30日に発表済みの今期(15年12月期)第3四半期決算は、売上高83.2億円(前年同期比+20.0%)、営業利益27.1億円(+30.0%)、経常利益27.1億円(+30.0%)、純利益17億円(+35.1%)、1株当たり純利益42.3円実績だった。
会社側の通期業績見込みは、売上高105億円(前期比+13.6%)、営業利益29.3億円(+10.3%)、経常利益29.4億円(+10.3%)、純利益18.3億円(+15.6%)、1株当たり純利益45.4円見込みとする。
この通期計画に対する3Q実績の進捗率は、売上高が78.9%、営業利益で92.3%の高進捗率になっている(イーブンペースは75%)。第4四半期に売上、利益ともペースダウンが見られるものの、上振れ必至。
市場コンセンサスは11月2日に、通期の業績予想を売上高109億円(前期比+17.7%)、経常利益32.1億円(+20.7%)、純利益19.6億円(+24.3%)、1株当たり純利益48.8円予想としている。
市場コンセンサス寄りの業績着地の確度が高いことから、今期業績の利益水準から、当面の株価評価は920円付近への上昇が期待できる。
買いメドは825円前後まで、想定の取り組み期間は3-4週間程度。想定目標株価は@920円付近への戻りを期待。
一方、損切りについては690円割り込みでリスク許容に応じて要検討と考える。
(06日終値@801円に対する目標株価の想定上昇率+14.8%前後)
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