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投資顧問無料4548生化学工業

4548 生化学工業
祖業は1947年設立の興生水産、49年から江上不二夫理博(元東大教授、元三菱化成生命科学研究所長)の着想に基づいて、世界初のコンドロイチン硫酸の企業化を意図して試作を開始、50年に医薬製造開始、現社名には62年に改称。
複合糖質を中心とした医療用医薬品、医療機器等の製造および販売に特化して、保水力機能の高いヒアルロン酸(膝や肩の痛みに使う関節内注射薬や目薬などに純度の高いヒアルロン酸を使用)を主成分にした医薬品などを、国内外製薬会社に供給している。主要顧客は科研製薬や参天。
また硫酸コンドロイチンの医薬品原体(コラーゲンとともに細胞間マトリックスの主成分。いわゆる軟骨組織)の供給、エンドトキシン測定用試薬、オーラルケア製品、スキンクリームなどに展開。
ここのところ業績に足踏みがつづき、今期(16年3月期)第1四半期決算は、高萩工場第5製剤棟の償却の増加で売上総利益が減少、米国での腰椎椎間板ヘルニア治療剤の研究開発費の増加も響いて減益幅が大きく、夏以降、株価水準がずいぶんと押し下げられました。したがって安値仕込みは可能なタイミングです。
国内医薬品は、関節機能改善剤アルツが横ばい推移になるなど、セグメント売上高43.8億円(前年同期比△3.8%)ともう一息の状況。
しかし、海外医薬品は関節機能改善剤スパルツが微減、中国向けアルツが横ばい、関節機能改善剤ジェル・ワンが増加、セグメント売上高16億円(+23.0%)と増加。医薬品原体はヒアルロン酸が期ズレで減少(3.2億円で△15%)の内容でした。
1Q実績は売上高77.6億円(前年同期比+2.2%)、営業利益8.8億円(△25.5%)、経常利益13.7億円(△11.1%)、純利益10.3億円(△17.5%)、1株当たり純利益18.1円実績だった。
しかし、中間期見通しは売上高157億円(前年同期比+10.5%)、営業利益17.5億円(+11.8%)、経常利益22.5億円(+6.6%)、純利益17億円(+0.7%)、1株当たり純利益29.9円見込みと業績改善に向かう見通し。
なお通期の1株当たり純利益51.0円見込みとして、会社想定は慎重な印象。
会社側の見方どおりに業績推移するなら、中間期決算で評価を戻してくる見通し。1Q内容でも確認のとおり、国内は厳しいが海外は良好。
買いメドは1600円前後まで、想定の取り組み期間は1週間強程度。想定目標株価は@1750円付近への短期戻りを期待。
一方、損切りについては1330円割り込みでリスク許容に応じて要検討と考える。
11月6日に中間決算を発表予定。現状株価は大きく売り込まれた下値水準にあることから、中間決算の内容が改善に向かっていると、株価は買い戻される見通し。ただ会社側の通期業績見通しに対する姿勢は慎重なので、深追いはしないほうがいいと考え、引っ張っても10日頃までには戻り不十分でも売りぬけて、取引を完結したい。
(30日終値@1560円に対する目標株価の想定上昇率+12.1%前後)
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