ヒロろんさんのブログ

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概況

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【1】NY市況                          **
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□ダウ工業株      

16102.38(-272.38)▼1.66%


□ナスダック       

4683.92(- 49.58)▼1.05%


□S&P500      

1921.22(- 29.91)▼1.53%

□ダウ輸送株       

7793.83(- 77.38)▼0.98%


□半導体株(SOX)    

597.62(- 10.96)▼1.80%


□NY原油先物(10月限)  

46.05(- 0.70)


□NY 金先物(12月限)

1121.40(- 3.10)

□バルチック海運指数    

875   (-16)

□為替      

(対ドル)118.99(前日比0.23円高)
        

(対ユーロ)132.71(前日比0.15円高)

□CME日経225先物 

17635(-125)※大阪先物比



 先週末4日のNY株式市場は、雇用統計を受けて早期利上げ懸念が強まったことから売りが優勢となりました。ダウは大幅安で3日ぶり下落です。

 米労働省が発表した8月の雇用統計は、非農業部門の雇用者数が前月比17万3千人増で、22万人程度の増加を見込んでいた市場予想を大きく下回りました。その一方で、6月と7月の増加数は上方修正され、過去3カ月間の増加数は平均22万1千人で、雇用回復の目安とされる20万人を上回っているため労働市場は堅調だとの見方が維持されました。

 また、失業率は5.1%と、前月の5.2%から改善しリーマン・ショック前の08年4月以来、7年4カ月ぶりの低水準を記録。平均時給の伸びも予想うを上回ったことなどから市場では再び9月利上げが意識されました。

 この日は中国市場は休場でしたが、日本株や欧州株が大きく下げていたためNY市場の取引開始前に投資家心理はすでに弱気に傾いており、雇用統計の発表前にリッチモンド連銀のラッカー総裁が早期利上げを示唆する発言をしていたことで利上げ警戒感が強まりやすい状況だったことも手伝い、雇用統計の内容を確認してNY株は下げ幅を拡大しました。

 NY株は前日まで2日連続で上昇しており、月曜日がレーバーデーで休場となることから、3連休を前に手仕舞う動きもみられました。引けにかけては下げ幅をやや縮小しましたが、ダウは3日ぶりに大きく値下がりしました。ハイテク株の比率が高いナスダックは続落です。

 S&P業種別指数は全10業種が下げ、素材(資源等)、金融、エネルギーなどが下落率上位となっています。

 個別銘柄では、動画配信のネットフリックスが6日続落。アマゾンやアップルの動画配信サービスの強化による競争激化が懸念されており、8月前半につけた高値からは2割以上の下落となっています。8月の既存店売上高が予想外の減少となったアパレルのギャップが安く、中国の電子商取引(EC)最大手のアリババなども値を下げました。

 アナリストが投資判断を引き下げた重機のキャタピラーが下落。JPモルガンやシティグループなどの金融株、フリーポート・マクモランやリオ・ティントなどの資源株の下落も目立ちました。一方、業績への失望売りで6日連続で下げていたディスカンウトストアのダラー・ツリーは7日ぶりに上昇しました。

 この日はダウを構成する全30銘柄が下落。デュポン、ゴールドマン・サックス、IBM、ゼネラル・エレクトリック、マイクロソフトなどが下落率上位となっています。

 NY原油先物(WTI)は反落。NY株の下落などから運用リスクを避ける動きが広がり原油にも売りが波及しました。NY金先物は年内の利上げが意識されたこともあって3日続落となりました。バルチック海運指数(BDI)も3日続落で、およそ2カ月ぶりの安値水準となっています。




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【2】本日の注目点と話題                     **
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◆先週末の日経平均株価は前日比390円安の1万7792円。直近の安値を下回って、およそ7カ月ぶりの安値をつけました。週間の下げ幅は1344円に達し、約7年ぶりの大きさとなっています。

 欧米株も大きく下落。円は主要通貨に対し上昇し、対ユーロでは一時132円台前半と、およそ4カ月ぶりの円高・ユーロ安水準をつけました。

 CME日経225先物は1万7635円で、先週末の東京市場の日経平均終値1万7792円と比べ160円ほど安い水準となっています。


◎日経平均株価と上下の節目
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 1万8225円 5日線
 1万8000円 心理的節目
☆1万7792円 先週末終値
 1万7635円 CME日経先物
 1万7608円 先週末安値
 1万7500円 心理的節目
 1万7450円 14年の大納会



 尚、先週末に日経平均株価の構成銘柄の入れ替えが発表されました。長谷工コーポレーション(1808)とDeNA(2432)が新たに採用され、日東紡(3110)と平和不動産(8803)が除外されます。※10月1日から新たな構成銘柄で算出されます。

 4日の取引で、東証上場銘柄の売買代金に占める空売り比率が41.6%となり、08年10月の統計開始以降、最も高い水準となっています。これは目先の下落を見込む投資家が増えた結果ですが、空売りは潜在的な買い需要でもあり、きかっけしだいで相場が急上昇する可能性もはらんでいます。



◎本日の経済指標
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 14:00 7月の景気動向指数速報

 ※本日はレーバーデーの祝日のため全米市場が休場です。



◎主な決算発表
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 15:00 萩原工業(7856)、ピジョン(7956)



◆その他のトピックは、G20・結束して世界経済減速に歯止め、G20・米中が市場の混乱巡り欧州、人民銀総裁「バブルがはじけた」、インドネシアの高速鉄道計画が白紙に、マイナンバー活用で一部の商品の税率軽減・政府案、サイバー攻撃問題で米が対中制裁か、温暖化ガス削減で長期目標浮上、シルバーウィークの予約好調、株誤発注問題で東証に賠償命令。

 7月の合板輸出量は前年比4.2倍、建物の鉄筋となる棒鋼が2年8カ月ぶり安値、損保各社は10月に保険料一斉改定、損保JPが希望退職募集、日航と豪カンタスがジェットスターの増資引き受け、ティファニー日本法人が宝飾を再値上げ、トヨタが米大と人工知能を研究、スズキの8月中国新車販売33%減、マツダがロシアでエンジン生産、リコーが360度カメラの改良版、マクドナルドの8月既存店売上高が19カ月ぶり増加。

 日本化薬ががん細胞狙う新薬、JCRファーマが免疫不全の治療薬・国内初、九電の4~9月は5年ぶり黒字見通し、JFEエンジが東南アでゴミ発電施設、日揮がタイから米化学拠点の基本設計受注、ハイレックスが今期の利益見通しを下方修正、アダストリアの3~8月営業益は過去最高、東京ドームの今期経常3%増益、カナモト今期経常3%減、イムラ封筒の2~7月期19%増益、コロムビアの4~9月期は最終黒字・赤字見通しから一転など。


◆今日の高島暦 

 < 相場の波動 >

 吹き値売り方針 但し下放れ突込みは買い狙い良し

 <相場高低判断>

 前場保合い、後場下る

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