株安下で自社株買いが増加し8月の取得枠は前月比2割増

TAROSSAさん
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株式相場の下落が続く中で上場企業が自社株買いを増やしているようです。

株主還元拡充を目的にしたNTTなどに加え、久光製薬のように株価下支えを狙った自社株買いも目立つようです。

日経平均株価が月間で8%下げた8月の取得枠は3150億円強で、7月に比べて2割増え、前年比では6倍となったそうです。

 

8月に自社株買いを決めたのは約70社で、7月に比べて4割、前年の8月に比べて5割増えたそうです。

今年1~8月の合計では3兆3300億円で前年同期比5%増となり、2008年以降で2年連続最高を更新したそうです。

 

ソフトバンクグループは8月6日に1200億円の自社株買いを発表し、17日までに買い付けを終えたそうです。

株価は米携帯電話子会社スプリントの業績不安もあって低迷しており、孫正義社長はスプリントの立て直しに自信を示し「ソフトバンク株は実力より安い」と理由を説明したそうです。

 

お盆休みなどもあって例年はあまり多くない8月に自社株買いが増えたのは、企業が株安への対応に動いたためのようです。

 

自動車部品のユーシンは8月25日、3億円の自社株買いの枠を設け、当初の実施期間は9月1日以降、2億円で予定していましたが急きょ8月27日からに早め、金額も引き上げたそうです。

「外部要因で株価が急落しているのを看過できない」とのことです。

 

久光製薬も同じ理由で東日本大震災直後の2011年春以来、4年ぶりに45億円の枠を設けたそうです。

 

1~8月の累計では430社強が約490件の枠を設定しており、昨年はそれぞれ316社、355件だったそうです。

 

上場企業の手元資金は100兆円規模に膨らんでおり、自社株買いの余力は大きく、好調な業績と比べて株価が割安だと考える経営者がさらに自社株買いに動けば、軟調な株価を下支えする材料となるようです。

 

9432:4,491円、 4530:4,030円、 9984:6,853円、 6985:720円

2件のコメントがあります
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TAROSSAさん

yoc1234さん こんばんは。

 

増資する企業は希薄化懸念で株価が下がるケースが多いですね。

yoc1234さん
増資する企業もあり。

自社株買いもあり。

こういう企業はビジョンがないのでしょうね。
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