まはいさんのブログ

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未成年口座 NISA不要の節税効果

今週の投資損益は334,738円の損失でした。
ギリシャ債務問題の影響ですが、1月のスイスフラン・ショックとほぼ同じ影響でした。

還付金 40,369円
札幌市から「配当割・株式譲渡所得割還付通知書」が届きました。
4月の国税還付金と併せて、未成年口座の還付額が確定しました。
この40,369円は源泉徴収されていた配当収入に掛かる分であり、他に譲渡益の節税分15,980円が有ります。
合計56,349円が平成26年度の未成年口座による節税分です。
また、一般には社会保険料の負担増を回避した分も考慮すると更に効果が膨れますが、私の社会保険料は満額上限なのでこちらの効果はゼロです。

基礎控除 33万円
国税の基礎控除は38万円ですが、住民税の基礎控除は33万円です。
子どもの名義で未成年口座を開設して取引すれば、子ども1人当たり33万円までの利益は非課税となります。
また、社会保険料など附帯する負担増もありません。
もちろん、損失が出た場合の損益通算、損金繰延も可能です。

NISA
ほぼ確実に毎年33万円超の利益が見込めるなら、未成年口座より有利です。
しかし、年間上限120万円の投資で継続的に33万円超の利益を計上し続けることは非現実的と思います。
それに、子どもが2人いれば66万円、3人いれば99万円まで基礎控除で非課税なので、子どもがいないか相当な辣腕トレーダーでなければNISAが有利とは言えないはずです。

子どもNISA
上限80万円までの投資が可能ですが、そもそも33万円の基礎控除が有るので、それでも足りないほど稼いでいる子どもにしかメリットが有りません。
どれだけ裕福な家庭なら子どもまで節税するのでしょうか?
露骨な金持ち優遇だと思います。

未成年口座
NISAが始まって各証券会社は未成年口座を積極的に奨めなくなりました。
どう計算しても未成年口座の節税効果のほうが絶大なのですが、NISA口座のほうを各証券会社が奨めるのは顧客囲い込み効果が高いからでしょう。
SBI証券はトップページに未成年口座を掲げています。
私がSBI証券を利用している一番の理由は、最初に未成年口座を導入したネット証券会社だったからです。
6件のコメントがあります
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    たぬきちくんさん
    2015/7/5 06:16
    まはいさん おはようございます。

    未成年口座のNISA。投資信託で、分配金をと考えていましたが、
    働いていない子供は、基礎控除が満額!!
    確かに、子供名義の株式の配当を合わせても分配金が33万を超えるはずもなく、節税効果はないですね。
    日記を読ませていたいて良かった!!

    投資信託の分配金を、今後の子供の小遣いにするか?などと、
    簡単に考えていました(^^;)
    昨年投資した、投資信託の分配金が、一月17000円位なので、
    いい小遣いになるな~。
    なんて、勉強もおろそかにする子に、もったいない!
    くわばらくわばら・・・→おばあちゃん言葉か!



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    まはいさん
    2015/7/5 06:46

    たぬきちくん さん コメントありがとうございます。


    NISAは、利益が出たら節税になりますが、損失が出たら損益通算や損金繰延が認められません。

    つまり、NISAは損でも得でもありません。

    それに比べて、子どもが使い余している33万円の基礎控除を有効利用することは、利益が出たら当然に得ですし、損失が出ても翌年に損金繰延できるし、どう転んでも得です。


    使っていない子どもの基礎控除33万円の有効利用はオススメです。

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    たぬきちくんさん
    2015/7/7 16:10
    まはいさん  こんにちは。

    NISA口座の喪失繰り越しや損金通算ができないことを知らなかった!
    やばい! 売り時がむずかしい 、投資信託にしてしまった。
    口座を開設したのが、都市銀行なので、株式投資に使うことを考えていなかったのです(--;)
    しかも、米国金利上昇懸念で、損失が出そうな雲行き・・・・。
    仕方がないので、分配金をもらい続けるしかない。
    ホントに運用って難しいですね。
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    まはいさん
    2015/7/7 16:33

    たぬきちくん さん コメントありがとうございます。


    NISAは、利益に課税しない代りに損失も課税控除しません。

    つまり、NISAは確率論的に損でも得でもありません。


    そして、NISAには期間5年という罠が仕掛けられています。

    損失が出た場合に値が戻るまで塩漬けることが考えられますが、5年で損失確定を義務付けられています。


    また、利益が出た人は5年の期間を待たずに売り抜けると予想されます。

    そうなると、計算式は省略しますが、5年の期間では確率論的に税収は増えます。

    確かに"非課税"ですが、実は損失を通算させないことで税収を引き上げる制度です。

    税収の増加を期待できるから政府は証券会社を巻き込んでPRしています。

    政府は親切でやっているわけではありません。


    よって、必ず儲かるときしかNISAを使う意味は有りません。

    そして、未成年口座を使えるなら、必ず5年間は毎年33万円以上を儲けることができなければ意味が有りません。


    NISAは、知っているか知らないかで初めから勝ち負けが決まっている選択肢です。

    ただ、世の中のほとんどの人が間違った選択をするように仕組まれています。

    むしろ、間違った選択でNISAを使った人が、知らないままに得をした気持ちでいたほうが良いのかも知れません。

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    たぬきちくんさん
    2015/7/8 14:51
    まはいさん  こんにちは。

    まんまと、NISAの罠にはまっていました!
    でも、早く気が付けてよかったです(^^;)

    いつも、わかりやすい解説なので、
    じっくり日記を読ませていただいております(^^)

    また、おじゃまさせていただきます。


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    まはいさん
    2015/7/8 20:35

    たぬきちくん さん こんばんは


    お宅に眠っている1人あたり33万円の基礎控除を利用してください。

    これを知っているか知らないかで、生涯で数百万円の税金が掛からなくなります。

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