まはいさんのブログ
エイベックス 中期経営計画 松浦の野望①
今週の投資損益は553,659円の利益でした。
5/14に5年振りの事業方針の大転換となる中期経営計画を発表したエイベックスが大幅高となり、今週の利益の大半を占めました。
5/17の日記でエイベックスの中期経営計画を絶賛しましたが、その補足を書いておきます。
エイベックス 10年チャート ↓ クリックで拡大
5/14発表の中期経営計画を受けて大きく買われました。
エイベックスは中期経営計画や重大発表、重大事件に素直に株価が反応するので、長期投資に向いていると考えています。
上のチャートでは僅かに期間外でスタート地点ですが、2005年5月に中期経営計画を発表して株価は1年で3倍になりました。
今回の中期経営計画は内容的に2005年5月の中期経営計画を遥かに凌駕しているため、株価は1年内に10年来高値を更新すると見立てます。
5/15中期経営計画 2018←オンデマンド配信リンク
基本的な内容は、2008年9月の中期経営計画と同じですが、苦節7年を経て確実性が高い計画になっています。
10年天井と10年大底
2005年5月の中期経営計画の目玉は"mu-mo"でした。
それまではCD重視で音楽配信を敵視していましたが、方針を大転換して音楽配信で一気に首位となりました。
これにより、株価は2006年2月にここ10年の高値をつけました。
そこで調子に乗った松浦社長は、2006年5月に中期経営計画を策定し直し、映像配信にも乗り出すと宣言しました。
そして、業務資本提携でUSENの"GyaO"とドワンゴの"ニコニコ動画"に参画しました。
しかし、"GyaO"も"ニコニコ動画"も黒字化どころか収益が無い状態だったため、2006年5月の中期経営計画の発表から株価は下がり始めました。
投資家の予想どおり、"GyaO"と"ニコニコ動画"で資金を垂れ流し続け、2007年、2008年と2年連続で中期経営計画を策定し直しました。
そして、2008年9月には僅か4ヶ月で中期経営計画を修正し、さすがに投資家に呆れられて2008年10月にここ10年の大底まで株価は下落しました。
この10年大底の株価の原因となった2008年9月の中期経営計画の見直しは、"BeeTV"今の"dTV"への取組みでした。
いつまでも収益化しないUSENの"GyaO"とドワンゴの"ニコニコ動画"に痺れを切らして松浦社長は、エイベックス自らが映像配信に乗り出すと宣言しました。
NTTドコモと独占契約を結べば大抵の銘柄は株価を騰げるのに、エイベックスは大底まで売られました。
年度プロモーション廃止
エイベックスは年度ごとに1名(1組)の新人アーティストを全力プロモーションして来ましたが、2010年5月にそれを廃止すると発表しました。
その直前の2009年はエイベックスにとって最悪でした。
業績面では、黒字を保ちつつも、"GyaO"と"ニコニコ動画"に加えて"BeeTV"が資金を垂れ流し続けていました。
年初に"小室哲哉"の保釈金を立替えたあたりからエイベックスの風当たりが悪くなり、8月に発覚した"押尾学事件"でエイベックスはバッシングの嵐となりました。
その中で、2009年度プロモーションを掛けていた"ICONIC"もバッシング対象となって惨敗しました。
そのため、2004年度プロモーションの"倖田來未"をピークに右肩下がりだった社運を賭けた事業は終わりました。
そして、年度プロモーションの廃止を前提に事業方針を大転換して2011年12月に中期経営計画を策定し直しました。
その内容は、赤字の映像配信に全力投球する宣言でした。
松浦の野望②
エイベックスを語るとどうしても長くなるので続きは明日の日記にします。
ちなみに、私がエイベックスへ投資を始めたのは2007年1月です。
そして、千載一遇のチャンスと大量買付けを始めたのは2009年12月でした。
そのころエイベックスは赤字でもないのに「潰れる!」いや「潰れろ!」とまでバッシングされていました。
ソフトバンクも酷いバッシングでしたが、長期投資で買うべきはそういう銘柄です。
-
関連銘柄:
エイベックス(7860) USEN(4842) KADOKAWA(9468) NTTドコモ(9437) -
タグ:
水商売から離れて、そのお立ち台運営に回るのは良い戦略と思います。
ソフトバンクはバクチを打つので危なっかしいかもです
長期保有向きでなくイベントドリブンで売買すべき銘柄では?
joju さん コメントありがとうございます。
私は取引で利益を得ようとは考えていません。
投資資金が少ないから、頻繁に取引しても時間当たり収益が時給に見合わないからです。
投資資金が少ないなら、長期投資で株式投資に割く時間を最小限にして、本業で稼ぐほうが効率的です。
エイベックスは1年で倍を狙っています。
しかし、3日で倍になる銘柄はたくさん有りますので、どうぞ、そちらで頑張って下さい。