yuhsanさんのブログ
2014年を振り返って< 投資環境の変化と銘柄選択 >
アベノミクスの2年間では、ほとんどの投資家が資産を増やしています。ただ、長期に株を持っていたからといって、ウィナーになるとは限りません。相場の波を読み、金融資産の大部分を、マーケットニーズに合致する銘柄を、底値期に買って、長く保有することです。単なる長期投資では、ウィナーになれないのです。
だれがウィナーになるかは、「いい株をいい時期に買うこと」に尽きます。以下は、「波乗り投資法」から、長期投資でウィナーになる投資法です。
1.銘柄選択(いい株を選ぶ方法)
テーマ業種で、業績が上向いているという基準でふるいに掛け、
☆PER……10~20倍
☆PBR……2倍以下
☆配当利回り……2%以上
の基準で選びます。
その中から、発行済み株数とフェアバリューで7~10銘柄を選択します。どのくらいの単位数で買うかは、そのときの資金量によります。いったん購入したら、PERが20倍を越え、配当利回りが1%を切るまでは、売却しないで持ち続けます。
2.購入時期(いい時期に買う方法)
大きな流れを読み、底値期から上昇期の初めまでに少しずつ買い集めます。値上がりしても、銘柄選択基準を超えない限り売却しません。相場の下降期には株を抱えて冬眠に入ります。
情報はすべて開示された情報を使い、秘法秘術の類は一切使っていません。時間を利用すれば、誰にでもできるやり方です。
「波乗り投資法」では、相場を読むことがとても大切です。いくらいい銘柄を選んでも相場環境が悪いときは、高値掴みとなり投資効果があがりません。でも、相場を読むのは簡単です。
相場の底値期になると、銘柄選択の基準を満たすいい株がゴロゴロあります。逆に相場の天井期になると基準を満たす銘柄が少なくなります。株は底値期に買えば、いい株がたくさん買えます。
いい株とは、必ずしも優良大型株ではありません。むしろその業界の後発でも、他社にない技術と経営者に恵まれた会社のほうが、伸びる余地があります。会社の規模にはこだわりませんが、銘柄選択基準からは、新興市場銘柄や、過去に大相場を演じた株は選ばれないはずです。どちらかというと、株価の上昇よりも、安定的に配当を増やす企業を狙います。
いずれにしろ、会社の発展をシェアしているのですから、いったん持った以上、上昇期から天井期に掛けて、値動きのいい株に目移りするようなことはありません。逆にいい株がゴロゴロある底値期は、多数の中から成長性のある銘柄を見つけるのは容易です。
以上の投資法で、私はアベノミクスの2年間のウィナーになりました。この世界、実績がすべてです。そういう意味から、実績で理論の整合性が検証されたことになります。
それでは、今年はどうでしょうか。
相場はそろそろ天井圏に入ってきました。銘柄移動の激しい時期に入り、株価の変動につれ、上がる銘柄と下がる銘柄とが極端になりそうです。ゲームをするには、もってこいの投資環境とはいえますが。
とはいっても、市場には銘柄選択基準値を満たす株はほとんどなく、たまに発見できても隠れた欠陥のあるボロ株で、長期に保有しても重荷になるだけです。絶対に手を出さないようにしましょう。今は基本的に買いどきではありません。安値で買った持ち株を、基準値を超えるまで持ち続けることです。
これから株を始める方には、二つの選択肢があります。次の相場の上昇期まで待つか、投資をギャンブルと割り切って、短期の値幅取りを狙い株の経験を積むかです。私は現金を増やすことを勧めますが、若い世代なら資金の半分程度で、株に挑戦することもいいかもしれません。そのときの銘柄は、次の上昇期にテーマになりそうな業種から、銘柄選択基準値を考慮しながら、少しずつ購入してはいかがでしょうか。
「2014年を振り返って」というテーマの日記は、今日が最後です。長いこと辛抱して私の「日記」をご覧いただいた方にとっては、具体的な銘柄を期待されておられたかも知れません。今具体的に銘柄をあげても、その銘柄を買って同じ結果になるとは限りません。申し訳なく思っておりますが、これが現実です。
私は、「金融資産のほとんどを、ファンドに移し、波を読み、いい銘柄を安いときに買って、長期に保有することで、退職後の人生を配当金で豊かに暮らせるようになった」と思っています。
それを纏めて体系化して、多くの人に見てもらおうとしたのが「波乗り投資法」です。でも、単なる自慢話なのかもしれません。それでも結果を伴っている点で、少しは役に立つところがあればと、願っているのですが……。
ジムロジャースも、ジョージソロスも、結果が伴ったから有名になり、その投資法が世に広まったのでは。「大物と一緒にするなって!」そう思っています。
おちゃちゃさん
こんばんは
ずっとみていただいて、ありがとうございます。
いい株を見つけるのは運命かもしれませんが、いい時期は本当に難しいですね。
たいていの人は、株が上がってこないと買いません。
証券会社では、はめ込み先を見つけて買います。
だから安値でも買えるのです。
今日、うちの娘がきましたので、「株を買ったか」って聞いたら「まだです」
「旦那が定年になったら、どうするの?」
「旦那のうちの財産、あてにしてます」
僕の財産といわなかったところがいいところかな。
それに引きかえ、おちゃちゃさんは、すばらしいですね。
自分で将来を背負っているんだから…。
儲けたらジャンジャン使ってください。
それが日本経済を発展させるのかも。
ご無沙汰しております
本年もどうぞよろしくお願いします
数日にわたってわかりやすい、ためになる日記をありがとうございました
今は買う時ではない
この言葉の重みをずっしりと感じてます
日本株に限らず、世界の株や債権、そして投信も
買う時期
買うのをじっと我慢する時期
買った株(投信)を利確する時期
乗り換える時期
このメリハリがやっぱり勝利の基本だなぁと痛感しています
私は10年前に正直、何もわからず、死ぬほど買って(笑)
8年間じっと我慢(せざるを得なかった)
そして、アベノミクスのおかげで復活という経験ですが
今後の行動を世界情勢をみながら、
今年が、ここ数年でそれなりに勉強した結果・経験を活かす時だなと
思っています
といっても・・・
この1ヶ月は散財しまくってるだけですけど(笑)
結果が全て
ほんとそうですね
でも、気楽に楽しくがんばります
これからもどうぞよろしくお願いいたします(^O^)