まはいさんのブログ
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ヤフー 大幅下方修正
7/31ヤフー第1四半期決算発表←リンク
7/4に急遽、国際会計基準(IFRS)の任意適用を発表しましたが、営業利益を増収にはできませんでした。
検索連動型広告の伸びの鈍化を理由に、今期2度目の下方修正です。
Yahoo!Japanは、Google検索エンジンを使っています。
Yahoo!Inc.のProject PANAMAに参加せず、宿敵Google陣営に加わったことは、日本だけYahoo!が成功している最大要因です。
また、ソフトバンクが世界最大のGoogle代理店となり、躍進することにも繋がりました。
今年はGoogleとの契約更新ですが、検索連動型広告の伸びが鈍化しているためか、契約更新の条件は交渉中とのことです。
Yahoo!プレミアム純減
MNPやIEの影響を説明していましたが、誰が見てもヤフオク!の影響です。
eコマース革命
無料化で減収減益は避けられませんが、Yahoo!プレミアム純減までは想定外だったようです。
KCカード買収は、楽天の周回遅れの感が強いですし、マネタライズ不調のため次善の策である感が否めません。
下方修正
広告の伸び鈍化
eコマース革命長期化
この2点が大きいです。
第1四半期はシステム開発費を約20億円資産化して、営業利益を4~5%嵩上げしているそうです。
また、第1四半期にはジャパンネット銀行の再評価益も営業利益に加えられています。
つまり、実態は大幅減益だったことになります。
第1四半期はかなりお化粧していますので、第2四半期は更に減益となる見込みです。
この減益基調はしばらく続くようです。
爆速経営
爆速経営がY! mobileでこけて爆沈した感じです。
宮坂社長は、就任から前回までの発表会で連呼していた「爆速」を、今回は全く口にしませんでした。
代わって、宮坂社長は「2~3年のスパン」を何度も口にしました。
どうやら、eコマース革命を達成し、再び利益成長するには2~3年くらい掛かりそうです。
投資方針
Y! mobile爆速スタートを期待して投資しましたが、想定外の長期戦に巻き込まれてしまいました。
配当利回りが低いので、いったん売却し、利益成長の回復を待って再投資した方が、資金効率は良さそうです。
しかし、再び利益成長を始める可能性は高いと考えていますので、他に魅力的な投資先が無いうちは、敢えてヤフーを手放す必要も無いです。
当面は、大きく株価が下げたら買増しの方針です。
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短期決戦 さん コメントありがとうございます。
・第2四半期決算が第1四半期より悪くなる。
・利益成長の再開が2~3年後になる。
その2点くらいしか材料は無いと思います。
gasp さん コメントありがとうございます。
Google検索エンジンのライセンス更新については、質疑応答の中で触れています。
ライセンス更新そのものについては合意しており、細かい条件面で交渉が継続中の模様です。
SBIは、もうソフトバンク/グループではないし、韓国の貯蓄銀行に嵌まって話になりません。
いずれSBIは崩壊するから、そのときにSBI証券など良いところだけ事業譲渡を受けると良いかも知れません。