角川書店 ドワンゴに身売り！

[まはいさん]

今週は持株が127,340円値下りしています。

今日はDeNAを寄付き1,302円で100株成行き売りしました。
先週末のDeNA決算発表から見切りを付けかねていましたが、朝イチのニコニコ生放送の予告で決心がつきました。
残念ながら、DeNAはかつての投資先NEC、セガと同じく業界の噛ませ犬への末路を予想します。
DeNAは完全に投資の負けパターンに入ったと判断しましたが、ヒマなときにでも日記に反省を纏めます。

ＫＡＤＯＫＡＷＡ・ＤＷＡＮＧＯ経営統合←IRリンク
角川歴彦会長のドワンゴへのラブコールを本気と捉えて３年前から投資してきましたが、角川歴彦会長の思いは私の見立ての遥か上を行くものでした。
角川書店がドワンゴを傘下に収めると予想して投資をしましたが、逆に角川書店がドワンゴ傘下に自ら入るとは考えもしませんでした。
体裁は対等合併ですが、存続会社はドワンゴ、ドワンゴ1株を基準にして角川書店1株に対して新会社株式1.168株を割当てる予定です。
そして何より、角川歴彦会長による川上量生会長への後継指名です。

天才川上くん
発表会で角川歴彦会長は、川上量生会長を「天才川上くん」と呼び、まさかの後継指名までしました。
角川歴彦会長は高齢なのに頭が柔らかいとは思っていましたが、ここまで大胆とは驚きました。
角川歴彦会長は、我が子よりも自分が育てた事業が可愛かったのでしょう。

サブカル
角川歴彦会長の年齢でサブカルを公然と口にするのは珍しいと思います。
角川書店とドワンゴは、サブカルを是とする企業文化で異質なところは無い。
そう言い切る角川歴彦会長を本当に尊敬します。

カゲロウプロジェクト←公式リンク

発表会で統合への重大なきっかけの一つとして上げられたカゲロウプロジェクトです。
ニコニコ動画で生まれ、角川書店の大きな収益源になっていますが、ドワンゴには全く収益が入りません。
他にニコニコ動画が発祥の初音ミクも説明会で挙げられましたが、こちらはセガサミーとソニーばかり儲かって、やっぱりドワンゴにはお金が落ちません。
その経済性のミスマッチが統合の基礎です。

投資方針
角川書店とドワンゴを両睨みで、手の込んだ投資を３年も続けました。
長い投資で残念だったのは、角川書店にここぞという買い場が無かったことです。

国内４大出版社と言っても、徳間書店が自滅して相対的に上位になっただけ、上位３社との体力差は明白、思い切った投資も躊躇してしまいました。
しかし、ドワンゴで36万円余りの投資利益を得たので、両社を合わせてＫＡＤＯＫＡＷＡ・ＤＷＡＮＧＯ200株をタダ取り成功です。
元手を回収して200株が手許に残れば十分ですので、取引は終了して200株をお宝株として保有し続けます。
中学生の娘がやたら喜んでいるので「ＫＡＤＯＫＡＷＡ・ＤＷＡＮＧＯ株式は娘に譲る」と遺書に書いておきましょう。