大手証券５社の2014年３月期連結決算が出そろい、アベノミクスによる株式市場の活況を受けて、大和証券グループ本社が過去最高益を上げるなど、各社とも大幅な最終（当期）増益を確保したそうです。
ただ、今年に入って株価は伸び悩んでおり、2015年３月期については慎重な見方が目立ったようです。
最終利益は、大和が前期比2.3倍の1694億円で、バブル期の1989年度（1640億円）を上回り、24年ぶりに過去最高を更新したそうです。
最大手の野村ホールディングスは2135億円、三菱ＵＦＪ証券ホールディングスは977億円と、いずれも前期比約２倍の大幅増益となったそうです。
アベノミクスへの期待感から昨年は相場が活況で、株の売買手数料が各社とも大幅に増えましたが、野村の売上高に当たる純営業収益は、野村不動産ホールディングスが連結対象から外れたため、５社で唯一、減少したそうです。
一方、2014年１～３月期は、ウクライナ情勢の緊迫化による株価の伸び悩みなどで、全社とも最終利益は前年同期より減少したそうです。
証券会社の決算は相場環境に左右されるため、各社とも2015年３月期の業績予想を公表していませんが、みずほ証券の小林常務は「出だしは好調とは言えない」とし、ＳＭＢＣ日興証券の井上常務執行役員も「国際情勢や円高のリスクがある」と指摘したそうです。
大和の小松常務執行役は「法人税減税など成長戦略に期待している」と語ったそうです。
バブル期を上回るとはすごいですね。
そこまでの実感はなかったんですが...
8601：765円、 8604：588円、 8306：542円、 8411：200円
