十倍返しさんのブログ

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アノマリー・・・方向性に賭ける

 勝率と利益幅どちらを重要視するであろうか。どちらもというのは少し図々しい。毎日少しづつ儲けてドンとやられるか、あるいは毎日少しづつやられてドンと儲けるかどっちが好きかとも言い換えられる。一般的には勝率の高い方が好まれる。普通の投資家ならば、毎日損失が出ると気が滅入るものである。ましてやサラリーマンディーラーなら、上司から「毎日よく儲けてくれるね」と言われて、たまに大きく損失を出した時「赤信号、みんなで渡れば怖くない」と慰めの言葉があるほうが嬉しい。


 しかし、現実には利幅が大切であることは間違いない。例えば、ヘッジファンドの一部で行われている手法ではあるが、寄り付きからある一定の幅動いた時点でその方向で売買し、あるいは一定時間経過した時点でその方向で売買し、翌日の寄り付きで決済する。ただし、寄り付きを基準にあらかじめ定められた幅上下に動いた場合にはロスカットをする。この売買を毎日繰り返す。言ってみれば、方向性に賭けるアノマリーの利用、つまり、動いた大きさが大きいと、大きい分だけその動きが継続するというアノマリーを適用するのだ。負けの回数は多いが、利幅は結構ある。アノマリーの賞味期限が長ければ長いだけ良いのだが。。。

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