ユリウスさんのブログ
ブログ
多羅葉(タラヨウ)とは? -ジカキバ(字書き葉)のこと-
不思議な植物の葉を物知りのS氏から教わった。正式名は「多羅葉」、またの名をジカキバ(字書き葉)というそうです。
多羅葉のはっぱの表側、多羅葉の葉の裏(S氏が金属片の先で書いた文字がハッキリ読めます)
面白いことに、葉の裏に金属片や木切れで文字を書くと、このようにくっきりと字が読めます。紙の乏しい昔はこれで、「好きです」とか「いいえ」とか意志を伝え合ったらしい。(笑)
モチノキ科(モチノキ属)で本州静岡以西~九州、中国、四国に分布する常緑高木。
ハガキの語源はこれ(=葉書き)だろうと言われるのはむべなるかな。
文字を覚え始めた子どもと遊ぶのにもってこいの葉っぱではないでしょうか。
興味をもったので、Wikipediadで調べてみました。
雌雄異株で、花期は4~5月頃、4mmほどの小さな淡黄緑色の花が群れて咲く。秋には8mmほどの小さな球形の赤い実がなる。
葉は肉厚で20センチほどもある長楕円形をしており、その縁は鋸のように細かいきざぎざとなっている。
日本では葉の裏面に経文を書いたり、葉をあぶって占いに使用したりしたため、その多くは寺社に植樹されている。
また、葉の裏面を傷つけると字が書けることから、郵便局の木として定められており、東京中央郵便局の前などにも植樹されている。
文字を書くことのできる性質がインドで経文を書くのに使われた貝葉の原料であるヤシ科のタラジュ(多羅樹、Corypha utan)という木のようだということで、タラヨウ(多羅葉)名前の由来となっている。
いつも『もの言う翔年』を読んでくださりありがとうございます。お陰さまで「囲碁」も「政治評論」のジャンルもランキング上位に入っております。コメントをいただいたり、ランキングがそこそこにとどまっているのを励みにBlogを書いております。お暇なときに見てくだされば嬉しいです。にほんブログ村にほんブログ村
コメントを書く
コメントを投稿するには、ログイン(無料会員登録)が必要です。