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未明のFOMCを振り返る。タカ派的な内容でドル円急騰
う~ん、ゆきママの予想は大外れでした( ;∀;) ここまで悉く予想が外れるというのもある意味凄いなぁと自分で呆れ返っていますが、しばらく反省します。
てなわけで、本日未明に発表された(米)FOMC・金融政策について振り返っていきましょう。まず、政策の主な中身についでですが、量的緩和の縮小(テーパリング)に関しては、事前の予想通り資産買い入れ枠を100億ドル縮小させ、次回からは550億ドルということになりました。
さらに、注目されたフォワードガイダンス(金融政策指針)を修正し、これまで利上げ開始の目安としていた失業率6.5%を撤廃し、ゼロ金利政策を長期にわたり続けるということを再確認しました。
とまぁここまでは大方の予想通りで特に驚くべき材料はなかったのですが、意外にも市場はタカ派的なメッセージを受け取ったようで、ドル・円が大きく上昇する結果となりました。
その上昇の要因というのが、FOMCメンバーの予想する金利(フェデラルファンド)の引き上げペースが、昨年12月時点の想定よりも高まり、さらに引き上げの時期については量的緩和縮小の6ヶ月後に開始される可能性があるとの示唆もあったことでしょう。
引き上げのペースの予想に関しては、昨年末の段階より0.50%高くなっているほか、イエレン議長が記者会見の中で「慎重な緩和縮小を続けていけば今年の秋にも終了する」とし、また量的緩和終了から最初の利上げまで「相当な期間」があるとしました。加えてその相当な期間とは「6ヶ月程度」を意味するとのことΣ(゚Д゚;エーッ!
つまり、イエレン議長の発言をそのまま受け取ると、2014年秋頃に量的緩和が完全に終了し、その6ヵ月後にあたる2015年初旬には金利を引き上げる可能性があるということです。
これまでは少なくとも2015年半ばまでは低金利が維持されるということでしたが、2015年初めにも利上げが開始されるということが示唆されたため、市場では今後の金融引き締めが早まるという見方が広がって、日米の金利差も意識されたことからドルが買われる展開となりました。
なんかイマイチ釈然としないというか、この他の経済見通しに関しては前回からあまり変わっていないのに、どこか強気な内容となってしまいました。なんとなくイエレン議長が今後の予定や見通しについて言及しすぎといった感じで、FRBと市場の間に齟齬があるような気がしてなりません(;=´З=)ゥムゥ…
とりあえず上昇要因については簡単にまとめましたので、ここからは全体的な内容についてまとめておきたいと思います↓
■03:00(米)FOMC・金融政策発表(声明)要旨
・米長期国債は月額350億ドルから300億ドルに縮小
・モーゲージ債(MBS)を月額300億ドルから250億ドルに縮小
・大半のメンバーが2015年の利上げ開始を予想
・広範な経済について、十分に基調的な力強さがあると判断している
・失業率が6.5%に近づいていることからフォワードガイダンスを修正した
・この修正はFOMCの政策意図の変更を意味するものではない
大体は予想通りの内容だったのですが、利上げの開始時期や見通しについて昨年末よりも強めの内容となったため、これを受けてドル・円相場はドル買いで反応しました。
■03:30(米)イエレンFRB議長会見要旨
・労働市場は実質的に改善の方向に進んでいる
・フォワードガイダンスの修正は政策意図の変更ではない
・修正の目的はより情報を提供し、わかりやすくすることである
・ウクライナ情勢については地政学リスクもあり注視している
・天候により経済情勢の判断が困難だった
・量的緩和縮小から利上げまで相当な期間がある
・相当な期間とはおそらく6ヶ月程度を意味するだろう
ていうかイエレンFRB議長の会見について全文を読みましたが、滅茶苦茶長いんですけどヾ(・_・;)オバチャンハリキリスギ… まぁテキスト量的にバーナンキの3倍ぐらいあって、まとめるのが面倒でした・・・。う~ん、やはりこういったところからも答え過ぎといった感じが・・・。
1つ1つの事柄について丁寧に説明していくと、いろいろな可能性について言及しなければなりません。なので、答えすぎると方向性の違うメッセージも出てきてしまうため、かえって市場が混乱することがあるんですよね( ´゚д゚)(゚д゚` )ネー
今後そうならないと良いんですけどね。今回は非常にタカ派的なメッセージとして市場が受け止めたわけですが、今後また別の可能性やパターンについて、FOMCメンバーなどが発言することによって市場が動揺してしまわないと良いのですが・・・。
まぁとにもかくにも、ハト派として知られていたイエレンからすれば、意外にもタカ派な発言が続いたことで、ドル・円相場も大きく上昇する結果となっています。
発表直後にNYダウが大きく下落しましたが、ドル・円は関係なく上値を伸ばしました。まぁウクライナ情勢の悪化に伴い、為替が株よりも大きく影響を受けていたので、その分の反動もあったかもしれません。いずれにせよ一段高となり、1週間ぶりに102円台を回復する結果となりました。
未明のFOMCについては大体こんなところでしょうか。それではここから昨日から今日にかけてのドル・円相場について振り返っていきましょう。
…続きはコチラから♪⇒http://fxshufoo.blog.so-net.ne.jp/2014-03-20
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