そら豆の株予報さんのブログ
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需給悪化は本当か(その2)
ヘッジファンドを含む外国人は
個人とは真逆に10.8兆円と大幅に買い越している(1月~11月1日まで)。
しかし、外国人投資家の内訳については最近変化が見られ、
海外年金などの長期の投資家がここに来て買い主体になってきている。
HFなどをはじめとする短期筋は10月頃から資金流出しているとの観測もある。
つまりは外国人が10.8兆円買い越しているが
大勢になってきた長期的投資家は一度買うと簡単には売らない。
とはいってもヘッジファンドの買い越しも相当量だろう。
なので、ヘッジファンドの決算売りはどの程度なのか、
過去の売買動向から数字を拾って予想してみるとする。
その前にヘッジファンドについて軽く説明。
ヘッジファンド(HF)は日本の投資信託とは全く違い、
解約したい時にいつでも解約できるというものではない。
その多くが四半期ごとにしか解約できず(半期ごとというHFも)、
個人投資家は四半期末の45日前までに解約通知をする事になっている。
その解約通知を受けてHFは換金売りを行うわけだ。
これが「決算売り」と言われているが、
全てを売るわけではないので以下「換金売り」と言うことにする。
次にヘッジファンドの決算月は11月の所が多い。
(12月はクリスマスの長期休暇をとるのが成功者の証だからか)
なので四半期・半期・決算月が2月、5月、8月、11月となる。
ではここで、月ごとの外国人の売買動向を見ていくとする。
まずは決算月の次に換金売りが多そうな半期の5月→1兆2225億円の買い越し。
5月は日本株のピークなので大幅買い越しも容易に想像できるが、
翌6月も売り越してはおらず、6707億円の買い越しだ。
では次に第1四半期の2月と、第3四半期の8月を見てみる。
2月 → 8524億円の買い越し 8月→1194億円の売り越し。
ちなみに8月は12年は338億円の売り越し、
11年が1兆0656億円の売り越し、10年も727億円の売り越し
今となってはその当時何があったか忘れているので
因果関係があるとしたらサマーバケーションくらい(笑)
で、肝心の11月だけれども
去年の11月は民主党政権だが、総選挙が決定して日本株が動き出したばかり。
そんなタイミングなので参考にならないが4952億円の買い越しだ。
11年11月は1704億円の売り越し、10年11月は4208億円の買い越し。
「需給悪化は本当か(その3)」へ続く。
予想外に長くなってるけど、その3で最後。
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で、解りやすくて良かったです(^-^)
さっそく、読ませて頂ました。
日記が一覧に出たら必ず読ませて頂ますね。
私にも(勉強中)ケッコウ、解りやすいです・・・(^.^)
その(3)も楽しみです
自給悪化が気になったので、ちょっと真面目に調べてみました。
どうも有り難うございます
その(3) での結論?
楽しみにしております(^^)/