Abe_Reiji-2013さんのブログ

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今日の東京市場は実は続伸だがポルトガル危機で明日こそ反落

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こんばんは!


本日の東京市場は取引時間中に終始100円を超えていた円安ドル高やリスクオンへの回帰の影響を受けて前日と同様に続伸して終わっています。


というと驚かれるかもしれませんが、TOPIXが前日比+0.17%(前日+1.84%)、東証1部時価総額が前日比+0.40%(前日+1.81%)、東証1部の値上がり銘柄数864(50%)(1,410(82%))、大証1部時価総額が前日比+0.78%(前日+1.08%)、マザーズ指数が前日比+3.02%(前日+3.22%)、JASDAQ指数が前日比+0.53%(前日+2.02%)(JASDAQグロースが前日比+4.68%(前日+7.59%)、JASDAQはスタンダードが前日比+0.39%(前日+1.84%))となっていますから、次に述べる2つの指数以外で見ると案外幅広く買われて時価総額などの面では実は続伸しており、反落とはなっていません。


しかし、日経平均は前日比-43.18円(-0.31%)の14,055.56円と反落し、JASDAQ TOP20が前日比-2.29%(前日-0.26%)と続落して終わっていますから、日経平均を重視してみれば反落した形となっています。


日経平均は9:08に14,164.77円と本日の最高値をつけたものの、その後は最近良くあるように朝方の反落が起きて110円近く下落して9:25に14,055.56円となり、9:46に14,140.70円と本日2番目の高値まで戻しました。


しかし、9:46に1ドル100.8円前後だった為替が10:50に1ドル100.4円へ円高ドル安となったことの影響や、香港や上海への警戒からか9:46の高値から100円近く下落して10:01に14,042.01円となり、さらに香港や上海の朝方の軟調さを材料に売り仕掛けが入って10:30の14,074.55円から10:51の14,005.47円と70円近く下落し、売り仕掛けが入ってから11:15に13,984.08円と再び70円近く下落しました。


本日も香港や上海などの海外市場や先物価格の動きにも影響されながら、日経平均は日中値幅が前場につけた約180円(前日約200円)と相変わらず不安定な形となっています。


後場の寄り付きでは1ドル100.6円前後から100.8円前後と円安ドル高に成ったことなどに支援される形で14,050円と前場の引けより約30円ギャップアップして始まり、12:57に後場の最高値となる14,122.64円を付けるなど最近良くある普通の企業の昼休み時間中の12時台に比較的堅調に推移する形となりました。


しかし、香港や上海の後場の軟調さへの警戒を材料に売り仕掛けが入って13:41の14,089.57円から13:58の14,000.54円と約90円近く下落し、その後は何度か上昇と下落を繰り返しながら14:53の14,022.47円から大引けで14,055.56円まで値を戻したものの前日比-43.18円(-0.31%)の反落となっています。


なお、売買代金で見ると、東証1部が前々日の2.04兆円から前日の2.35兆円そして本日が2.32兆円、大証1部が前々日の339.65億円から前日の398.47億円そして本日が335.44億円と大型株も薄商いの状況は変わっていません。


そして、小型株や新興株が主体のJASDAQはスタンダードが前々日の1,077.07億円、前日の944.27億円、本日が654.50億円、グロースが前々日の71.00億円、前日の78.41億円、本日が97.64億円と小型株や新興株も薄商いの状況は変わっていません。


本日は東証の大引け後の16:01には1ドル100.79円前後から17:05には99.70円前後と急激に円高ドル安になり(もちろん円高ユーロ安も)、日経平均先物は東証の大引けの頃で14,020円だったのが16:30の13,930円から17:04には13,770円、TOPIX先物は東証の大引けの頃で1,173円だったのが16:30の1,165円から17:04には1,152円へと急激に下落しています。


その要因は、ポルトガルの10年債利回りが8.1%を上回る水準へ急伸して2012年11月以来の高い水準となり、その影響でポルトガル主要株価指数だけでなく、欧州の株式市場や周辺国の国債価格が急落したことのようです。


今夜の夜間取引(PTSの株式や先物取引)はこうした影響を受けて下落し、明日以降の相場に影響しそうなので、こちらへの警戒も必要となりそうです。


この後はポルトガル危機に伴う明日以降への影響や、いつもと同じく本日の通常取引時間帯に於ける中国株のチャートと定点観測的に見ている主要銘柄を見てまいりましょう。

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8件のコメントがあります
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    Abe_Reiji-2013さん
    2013/7/3 20:11
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    不動産大手3社について見てみると共に終日前日比プラスで、三井不動産は前日比+85円、三菱地所は前日比+122円、東急不動産は前日比+19円と何れも続伸しています。


    また、3社共に前場よりも後場が高めに推移し、大引けの出来高が朝の寄付きよりも多くなって終値が直前より高目となっていることから買い仕掛けと見られる動きがなされており、平均株価の下落を小さくする狙いがあったものと推測されます。

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    Abe_Reiji-2013さん
    2013/7/3 20:09
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    メガバンクについて見てみると三井住友が前日比-5円、三菱UFJが前日比+5円、みずほが前日比横ばいと前日比で見るとバラバラの結果となっています。


    三井住友と三井住友は大引けの出来高が朝の寄付きとほぼ同じくらいまで増加して終値が直前の時間から引上げられる買い仕掛けが入ったと見られ、結果的に朝の寄付きよりも高い形になっています。


    これに対して個人投資家によるザラ場の出来高が多いみずほは13:35頃に出来高が本日最高となって最高値を付け、その後も出来高が増えた14:43頃に再度本日の最高値となり、大引けの出来高が朝の寄り付き並みとはいえ、あまり多くなっておらず、終値が直前より上昇していないという他の2行とは異なる相場展開となっています。

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    Abe_Reiji-2013さん
    2013/7/3 20:08
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    本日は日立が前日比横ばいと下落せずに済んだものの、ソニーは前日比-20、シャープが前日比-6円と日経平均と同じく下落しています。


    日立とソニーは共に朝の寄り付き付近で本日の最高値をつけた後下落して11:15に本日の最安値を付け、後場は12時台に高めに推移したなど日経平均の動きと連動するようになっていますし、大引けの出来高が朝の寄付きよりも少ないとはいえ本日2番目に多くなって終値が直前より高目となっていることから買い仕掛けと見られる動くと推定されます。


    それに対してシャープは朝の寄付きよりも後場の寄り付きの後の12時台後半の間に出来高が増えて株価が急上昇して12:48に本日の最高値となる452円を付け、その後下落したものの朝の寄付きよりも終値が高くなっており、他の2社と大きく違う値動きとなりました。

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    Abe_Reiji-2013さん
    2013/7/3 20:05
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    自動車メーカー3社共に朝の寄り付きの直後の時間帯に本日の最高値をつけた後に9:20過ぎまでに急落し、トヨタとホンダは10時台後半に、マツダは11:15に本日の最安値となり、終値が朝の寄り付きのはつねを下回るなど同じような値動きをしています。


    トヨタは前日と横ばい、ホンダは前日比+15、マツダは前日比+3円と本日は円安効果があったにも関らず、朝の寄り付きはともかく終値では上昇にほとんど結び付かずに終わっています。


    日経平均寄与度が高いホンダこそ朝の寄付きより大引けの出来高が増えていますが、トヨタとマツダはあまり増えておらず、終値が直前より高目となっていることから買い仕掛けと見られるとは思いますが、極端に大きなものではなかったようです。

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    Abe_Reiji-2013さん
    2013/7/3 20:03
    8df75ef55 9650abbcd D38962656 

    日経平均寄与度が比較的高いことで知られるほかの3社を見てみると、何れも日経平均が朝の寄付きよりも終値が下落したのと連動しています。


    しかし、京セラは前日比-50と日経平均と同じく下落となったのに対して、信越化学は前日比+20、ホンダは前日比+15円と僅かながら上昇して終わったという違いがあります。


    また、京セラとホンダは基本的に前場の方が後場より高めに推移していて終値が朝の寄り付きより下落したのに対して、信越化学は後場の方が前場よりも高めに推移し、終値が朝の寄り付きとほぼ同じレベルとなったという違いも生じています。


    なお、京セラと信越化学が朝の寄り付きと比べると大引けの出来高が約4倍と極端に多くなり、ホンダはやや多くなって本日最大となり、終値が直前より高目となっていることから、日経平均の下落を小さくするために買い仕掛けが行われたものと推定されます。

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    Abe_Reiji-2013さん
    2013/7/3 20:01
    B2675f641 12bb7f4b0 

    いつもの様に日経平均寄与度の大きい代表銘柄であるファーストリテイリングとファナックを見て行こうと思います。


    やはり日経平均寄与度が代表銘柄ということもあり、ファーストリテイリングは9:01に36,250円、ファナックは9:15に14,720円と共に朝の寄り付きの付近で本日の最高値をつけています。


    その後はファーストリテイリングはほぼ右肩下がりに下落して前場の引けとなり、後場も低い水準でほぼ横ばいとなって前日比-500円の34,800円となり、日経平均の下落を牽引する形となりました。


    それに対してファナックは前場の安値に落ち込んだ時間帯を除くと終日前日比プラスで推移し、終値も前日比+80円の14,620円と逆に日経平均の下落を小さくするのに役立っています。


    なお、本日もファーストリテイリングは約2倍、ファナックは約3倍と両社共に大引けの出来高が朝の寄付きよりも多くなっており、日経平均を巡る最後の攻防の対象として激しい売買が繰り広げられたようです。

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    Abe_Reiji-2013さん
    2013/7/3 19:59
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    東京市場に大きな影響を与えるとされる中国関連の主要株式市場といえる上海・香港の株価やシカゴグローベックスのダウ平均先物の動きを確認したいと思います。


    香港のハンセン指数は朝方から終日前日比マイナスとなったのみならず、基本的に右肩下がりが続いて終値が20,147.31香港ドルと前日比-511.34香港ドル(-2.48%)の大幅続落となりました。


    一方、上海も朝方から終日前日比マイナスとなったものの、11:01につけた1,966.09を底として反転上昇し、1,994.26と前日比-12.29(-0.61%)と反落したとはいえ、朝の寄付きよりも終値が高くなって終えることが出来ています。


    どちらも日本の前場の時間帯は急落が進んで東京市場の下落の材料となり、日本の後場に当たる時間帯でも前場の下落した後と同じような水準に留まったことで値戻しを阻害する材料となった形になりました。


    また、シカゴグローベックスのダウ平均先物も日本時間10:30(シカゴ時間20:30)頃から日本時間11:10(シカゴ時間21:10)頃に約14,875ドルから約14,835ドルへ約40ドル下落しており、香港や上海などと共に東証の同時間帯に於ける下落の材料となったようです。

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    Abe_Reiji-2013さん
    2013/7/3 19:57
    B348d4bed 0a8c2b69d Edf26cac4 

    明日の東京市場に大きな影響を与えそうなドル円相場、日経平均先物、シカゴグローベックスのダウ平均先物の16:00以降の動きを確認したいと思います。


    16:01には1ドル100.79円前後から17:05には99.70円前後と急激に円高ドル安になり(もちろん円高ユーロ安も)、日経平均先物は東証の大引けの頃で14,020円だったのが16:30の13,930円から17:04には13,770円、TOPIX先物は東証の大引けの頃で1,173円だったのが16:30の1,165円から17:04には1,152円へと急激に下落しています。


    なお、シカゴグローベックスのダウ平均先物も日本時間16:00(シカゴ時間2:00)頃から日本時間17:00(シカゴ時間3:00)頃に約14,820ドルから約14,750ドルへ約70ドル下落しており、ポルトガル危機の影響はNYダウにも波及し、世界的な株安の連鎖となってしまいそうです。